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他人の創作を楽しみたいなら、自分の「描きたい」心に嘘をつくな

前々から気になっていた「ゴールデンカムイ」にやっと手を出した(今更)。

少し前までは、面白い漫画を読むと「オェェ〜〜〜わたしはこんな漫画描けねえ〜〜〜〜〜オェェェェ〜〜〜〜」と脳内嗚咽していたものだが、ゴールデンカムイは楽しく読者でいられる。

杉本かわいいアシリパさんかわいい。白石もなんかかわいく見えてきた。
(※まだ3巻までしか読んでないので、人気そうな尾形とか鯉登とかの活躍は見ていない。名前と顔だけは知っている)

たぶん自分が描きたい世界観と全然違うと、嫉妬も何も出てこなくなるんだと思う。
もしくはもう、嫉妬の段階を乗り越えたか。
あるいは、自分の「創作したい/描きたい」気持ちに嘘をついたり、抑えつけたりするのをやめたからか。

そういえば「オェェェェ〜〜〜」となっている頃は、自分の漫画を今よりさらに「描きたくても描けない」時期だった気がする。

わたしは怖かった。自分がまた漫画を描き始めたら、漫画家を目指したら、嫉妬に狂って「読者」でいられなくなるんじゃないかと思っていた。

ところがどっこい(死語)、自分の作品を描けば描くほど、「純粋な読者」になれていく。
一番つらいのは、色んな言い訳をして自分の描きたいものを描けない時だ。

「思うように自分の創作ができない人間は、思う存分に創作ができている人間に嫉妬し、最悪の場合は足を引っ張る」的なことがわたしの好きな本に書いてあった。その通りだと思う。

わたしは「純粋な読者」としているために、もう自分に嘘をつかないようにしよう。
描きたい気持ちを抑えつけず、自分の好きなものを描こう。

★ファンアート。
何か注意を受けたら消します。

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(後日追記:杉本の傷、口の下までいってたわ……すんません……初描きだったのでゆるしてください……)

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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