ぱれっと通信#25
1991年4月13日の会報は、『シートン動物記』と『ファーブル昆虫記』を特集しています。
『シートン動物記』は動物たちの知恵や勇気に惚れ惚れとしますが、悲しい出来事や結末もあって「人間として」どう関わるべきなのか考えさせられてしまいます。野生で生きている時間は外的に対抗している時間、という内容のシートンの一文も掲載されています。人と動物の距離、現代でも問題になっていて悩ましいことです。
また、「シートン博物館」でネット検索すると、ロボの毛皮を見ることができました。大きさにびっくり。皆さんも是非ご覧になってください。
左ページ下の(ひ)さんの感想に
「おおむね人間はアクセクと暮らし、(飼っている)動物たちは春の陽をあびてうららかに幸せそうに暮らしている」とあります。
思わず笑みがこぼれるエピソードw
みなさん文章も上手ですね~。
ファーブル昆虫記も、知らない昆虫の世界を垣間見ることができる面白い読み物です。「実験観察を根気強く続けるファーブル自身の生活の方に興味がある」という感想があるように、ファーブルの人となりも興味深いですね。
最近は○○博士、と、子どもなのに一つのことを深く研究している「博士ちゃん」を扱ったテレビ番組もありますが、シートン、ファーブルのような面白い観察記を書いてくれるかも知れませんね。