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ぱれっと通信#49
1993年7月3日の課題本は
『アンナプルナ登頂』
モーリス・エルゾーグ 作
近藤等 訳
岩波書店
です。タイトルだけ見て「これって児童文学?」って思ったのですが、岩波少年文庫刊なので間違いないようです。ファンタジーや物語だけにとどまらず、様々な題材をこどもたちに届ける岩波書店は素晴らしい…!
なんとこのエルゾーグさん、人類初の8000㍍登頂記録を作った方なんですね。最後は凍傷にかかり手足の指を失ったそうです。そこまでして登る価値はあるのか…という感想を述べてる方もいますが、これは山に登る人じゃないとわからないのかも知れません。
「かつて、わたしも山に魅せられた1人であった」というⅠさん。
左下に長文の感想を寄せられてますが、「山行の前日はわけもなくワクワクするのだ」そうで、できるだけ動かないように無理しないように生活しているわたしにとっては未知の感覚…笑
Ⅰさんは「山から帰ってくると同時に「山への憧れ」はまた一層強烈な想いとなる」そうです。カッコイイ~!
様々な装備の開発が進んでいる昨今でも、山の事故は後を絶ちません。
1950年という昔、様々な困難を乗り越えて初登頂をした人々に驚きと興味を感じます。
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