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『日韓の未来 アジアの平和の基軸となろう』をテーマに講演会が開催されました!

こんにちは!Palette運営チームです🎨
猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、去る6月8日大阪で『日韓の未来 アジアの平和の基軸となろう』をテーマに講演会が開催されました。

主催者の金代表は、日本社会における在日コリアンへの差別と不条理を中心にお話しされ、在日コリアンの法的地位向上、日本社会における多文化共生社会の実現を訴えました。
また、朝鮮半島の分断について、「アジアの平和のため、歴史の中で生きる我々にとって、在日がやらなければならないことは、祖国の平和統一に貢献すること」であると語っておられました。最後に、「違いは差別に繋がるのではなく、豊かさに繋がるという視点を持ち、国家間の国際親善を超えて、国民同士の民際親善を目指し、我々が運動を展開することで問題解決にも繋がる。」と締め括りました。

メインの講演会では、『日韓の共通理解と友好を目指して』をテーマに日本人の先生からお話を伺いました。『にあんちゃん』という映画をきっかけに日韓問題に関心を持ち、民衆は言語、文化の他に歴史も共有している、日本は歴史的責任を果たしていかなければならないという考えにいたったといいます。植民地化は朝鮮半島のためという声もありますが、3・1独立運動を例に挙げ、本当に植民地化が朝鮮半島のためだったなら独立運動など起こるはずはなく、独立運動が起こること自体、日本の支配がいかに過酷だったかを物語っている...と指摘されているのが印象的でした。

しかし、そのような中でも心ある人たちがいたといいます。白磁の人「浅川兄弟」が挙げられていました。みなさん、ご存知でしょうか。浅川兄弟は朝鮮の文化を愛し、芸術を通して日韓の親善に努めた人物です。彼らは民衆の生活に深く交わる白磁の中に素晴らしい美の姿があると考えました。そして民藝運動で著名な柳宗悦らとともに朝鮮民族美術館を設立します。彼らのように朝鮮の文化を正しく理解し世界に伝えた日本人のことを日韓親善活動をするにおいて忘れてはならないと主張されていました。

1905年の乙巳保護条約から始まった植民地支配。その60年後の1965年に日韓基本条約が結ばれますが、さらにその60年後が来年2025年になります。
来年こそは本当の意味での日韓親善になるそのようなめぐり合わせの年になればいいなと思います。


講演の最後には、スピードスケートのオリンピック選手でライバルの韓国代表イ・サンファ選手と日本代表の小平奈緒選手が好きな韓国語、
「난 너를 믿어」『私はあなたを信じている』を紹介してくださり、
日韓関係がこの言葉のようになれば明るい未来が来ると講演を締め括ってくださいました。

私たちPaletteも在日コリアン、日本人、韓国人がお互いを信頼し合えるような心の繋がりを作っていくことができるよう一歩ずつ活動していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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