譚月遊生季
小説を書いたり配信したり色々やってます。
noteは自創作の番外編掲載がメイン。本編はこちら↓
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※R18注意【300円記事】Il gatto nero e la rondine, o Due gatti neri【「墜ちた将校、恩讐に啼く」番外編】
外は、雨の音が騒がしい。 「ったく、身体冷やしたらどうすんだ」 私の濡れた髪を大雑把に拭き終わったところで、くすんだ金髪の男はため息をついた。 「……で、どうすんだよ、それ」 腕の中で、毛玉の塊が「にゃあ」と鳴く。 胸中で複雑に絡み合う感情とは裏腹に、冷たい雨に打たれた身体は、小さな命の温もりを慈しんでいた。 「窓から姿が見えて……放っておけなかった」 「フェルドがか? 珍しいな。そんないい子ちゃんだった覚えはさっぱりねぇぞ」 「……おい。私をなんだと思って
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※R18注意【300円記事】Il gatto nero e la rondine, o Due gatti neri【「墜ちた将校、恩讐に啼く」番外編】
外は、雨の音が騒がしい。 「ったく、身体冷やしたらどうすんだ」 私の濡れた髪を大雑把に拭き終わったところで、くすんだ金髪の男はため息をついた。 「……で、どうすんだよ、それ」 腕の中で、毛玉の塊が「にゃあ」と鳴く。 胸中で複雑に絡み合う感情とは裏腹に、冷たい雨に打たれた身体は、小さな命の温もりを慈しんでいた。 「窓から姿が見えて……放っておけなかった」 「フェルドがか? 珍しいな。そんないい子ちゃんだった覚えはさっぱりねぇぞ」 「……おい。私をなんだと思って
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