間/藤間あわい︱文字書き︱短歌と小説︱日常や趣味、小説同人誌の話をします︱転載、自作発言、AI学習禁止。Do not reupload my works and Do not use my works for AI training.

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  • 同人活動関連

    間(あわい)の同人活動に関連するnoteをまとめました。ご興味がある方は読んでくださると喜びます。

  • 短歌関連

    間(あわい)の短歌にまつわるnoteを集めました。よろしければお楽しみいただけると嬉しいです。

  • 文章関連

    間(あわい)の文章に関するnoteをまとめました。ごゆるりとお楽しみください。

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    • 今までにカバー付き文庫サイズの小説同人誌を刷った印刷所さんのレビュー

      はじめにこんにちは。間(あわい)と申します。 あるキャラクターに心を奪われたことをきっかけに今年から版権二次創作にチャレンジし、今年で合計四冊の小説同人誌を出した者です。文字書き歴は三年ほどです。(今年だけで合計45万文字くらい書いていました。仰天。) 今まで同人誌は自分用に極少部数刷るくらいで、頒布するためにある程度の部数を刷りはじめたのは今年からでした。ですが、自分用の印刷物を含めると印刷所さんはいろんなところに依頼させていただいているので、印刷所さんごとのレビューが

      • 今週の短歌#4

        はじめにこんにちは。藤間あわいと申します。 短歌を詠み始めてからもうひと月も経ちました。過ぎる時の速さに驚いております。見てくださる皆さまのおかげで楽しく続けられています。そして先週の短歌に反応くださった方、ありがとうございます。とっても励みになっています。今週も歌が集まったのでよろしければお読みください。 今週の短歌ゆめうつつふわっと香るコーヒーと愛しい鼻歌シン・ユートピア なけなしの野菜を摂って満足す死へのささやかなる抵抗 眠るのが死と同義ならいつまでも眠りの園で

        • 今週の短歌#3

          はじめにこんにちは。藤間あわいと申します。 短歌を詠み始めてから早三週間ほど、毎日楽しく続けられています。先週の短歌に反応くださった方、ありがとうございます。とっても励みになっています。今週も歌が集まったのでよろしければお読みください。 今週の短歌掛け違えたシャツのボタンみたいなきみの嘘、結構好きだったよ 「結婚か……」「それ独り言?」テレビ前「ふたりごとだよ」指輪がはまる 縋るのは眠りの園への切符だけ 死に近づくも死にきれない夜 段取りは完璧だった「きみの鍋毎日食

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          創作における勝ち負けって?

          創作において勝ち負けはない。という文章のあとに、よく続く言葉がある。 「でも、強いて言うなら続けたもん勝ちだ」 私はこの言葉にずっとうっすら違和感を抱き続けてきた。まず、創作活動を始められることがすごくて、そこから長く続けられることはもっとすごい。それだけの「熱」を心の中に灯し続けるのは途轍もなくすごいこと、頭ではわかる。 では、出産や介護などライフスタイルの変化に伴って創作活動を諦めざるをえなかった人は負けなのだろうか。心無い言葉をかけられて筆を折った人は負けなのだろ

          創作における勝ち負けって?

          短歌のアカウントを作りました。もし興味を持ってくださった方は、よろしければフォローお願いします🙇‍♀️ https://x.com/awai_moji

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          今日のお気に入り短歌 「結婚か……」「それ独り言?」テレビ前「ふたりごとだよ」指輪がはまる

          今日のお気に入り短歌 「結婚か……」「それ独り言?」テレビ前「ふたりごとだよ」指輪がはまる

          今週の短歌#2

          はじめにこんにちは。藤間あわいと申します。 短歌を詠み始めてから二週間ほど、楽しく続けられています。先週の短歌に反応くださった方、ありがとうございます。とっても励みになっています。今週も歌が集まったのでよろしければお読みください。 今週の短歌雨の中晴れ間が覗く雲の隙 ペトリコールはもうすぐそこに 「おいしい!」と目を輝かすきみの顔 ふふんと胸張るイチオシの店 幼子の拙いカタカナ笑顔咲くお菓子たんまり用意して待つ 露店にて旬の食材吟味する 今日の献立秋鮮やかに 祈り

          今週の短歌#2

          「恋」をテーマに三首詠みました。よろしければご覧ください。 「会いたい」はほとんど呪いだと思う なんとかなりたいという祈り 片思い独りよがりな恋だけをずっと抱きしめ星にしている 届かないあなたのぬくもり夢で知る 夢は夢のまま死ねたら良かった

          「恋」をテーマに三首詠みました。よろしければご覧ください。 「会いたい」はほとんど呪いだと思う なんとかなりたいという祈り 片思い独りよがりな恋だけをずっと抱きしめ星にしている 届かないあなたのぬくもり夢で知る 夢は夢のまま死ねたら良かった

          今週の短歌#1

          はじめにこんにちは。藤間あわいと申します。 短歌を詠み始めてから一日一首、ゆるゆると続けられています。短歌を詠むことが生活に溶け込んでいて、なんだか嬉しい心地です。七首集まったのでよろしければお読みください。 今週の短歌足止める馥郁として匂い立つ 誘われるは小麦の楽園 彗星が逃げゆくときに思い出す 祖父の形見の双眼鏡 蜜柑剥く幼い頃の記憶呼ぶ 千切れぬように螺旋を作る 楚々として優雅に佇む百合の花 日々を彩る儚い家族 秋の色 栗と煮込んだスペアリブ 母から教わる

          今週の短歌#1

          短歌、はじめてみました

          こんにちは。藤間あわいと申します。 最近、ずっと気になっていた中村森さんの『太陽帆船』を拝読し、とっても素敵な歌の数々に自分でも短歌が詠みたい!と思い立ち、ここ一週間くらいで勢いのままに短歌を詠んでみました。 以前から長編よりは短い文字数の中で創作するのが得意だったので、たくさんの言葉の中から無駄な要素を削ぎ落としていく短歌は私の創作スタイルにぴったりなのではないかと思いつつもなかなか踏み出せなかったのですが、一度勇気を出して詠んでみるとこれがもう楽しい楽しい。 短歌は

          短歌、はじめてみました

          始めるのは簡単でも、

          中高生のとき、私は吹奏楽部に所属していた。 担当していた楽器はユーフォニアム。まろやかで優しく包み込むような音色がとっても素敵な、中低音を支える、チューバを少し小さくしたような形の楽器だ。 ユーフォニアムはよく初心者向けの楽器と言われる。他の楽器と比べて音が出しやすく、複雑な運指を覚える必要もなく、吹奏楽においてはメロディーから対旋律、リズムまで何でもこなす万能楽器だからというのが主な理由だろうか。 けれども、新入生歓迎会などでユーフォニアムが初心者向けの「簡単な楽器」

          始めるのは簡単でも、

          最近拝読して涙が滲んだnote

          ※ネガティブな感情が多く含まれた文章です。あなたが元気のあるときに、もし気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。 はじめにこんにちは。間(あわい)と申します。 早速ではありますが初めに断っておくと、「泣いた」というのはいわゆる心を揺さぶり感動させる「泣けるnote」を読んだからではなく、「今の自分の悩みに響くnote」を読んで画面越しに優しい言葉をかけてもらったような心地になって涙が滲んだということです。「泣けるnote」を期待してクリックしてくださった方のご期待には沿

          最近拝読して涙が滲んだnote

          長編に憧れる文字書きの奮闘記【実践編】

          はじめにこんにちは。間(あわい)と申します。 まずは、前回の記事にたくさんの反応をありがとうございました。 今回は前回の記事で勉強したことを実践して長編を執筆した記録を書き記していきたいと思います。ここでは長編原稿の書き方についてだけしか書いていないので、実際に原稿を本の形にしたい方はこちらのnoteをご覧ください。 長編といいつつも……まず最初に断っておかなければならないのですが、初めは五か月で十万字書くつもりだったのが、プロットを書いた時点で七万字の予定になり、完成し

          長編に憧れる文字書きの奮闘記【実践編】

          異端なスター

          長いまえがき先日、活動していたSNSのアカウントを消した。 時折、この世から「私」という存在をひとつ残らず全て消してしまいたくなることがある。築いてきた関係、書き綴ってきた文章、自分なりに素敵な人であろうとする心など「私」が大切にしてきたはずのもの、ぜんぶぜんぶ。 ありがたいことに、私には私の文章を好いてくださる方がいる。文章を超えて私自身を好きだと言ってくださる方もいる。そんな私にはもったいない心優しい方々に心底申し訳ないと思いながらも、私はこの悪癖をやめることができ

          異端なスター

          『キッチン』を読んで

          本を読んで久しぶりに泣いた。 クリニックから帰るバスの中で、独り。誰にも心配をかけない一番前の席で良かったと心から思った。 本のタイトルは吉本ばなな先生の『キッチン』。Twitterのタイムラインに流れてきた一節に妙に心を掴まれて、たまたま立ち寄った本屋さんで購入した。 吉本先生の文体は、驚くほどに私の体と心に馴染んだ。一つ一つの言葉や言葉の組み合わせ方が、美しくて素敵で体じゅうに染み入った。 そして何より惹かれたのは、文章が『死』に近いところにあるところだと思う。死の香

          『キッチン』を読んで