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春の短歌 3首

○寺山修司の墓前にて

高尾の森に
鶯啼くは
寺山の
墓は佇み
犬耳かしげ

○ある旅先で川沿いを歩く桜の道にて

冴えたる
空は風にきえ
流るる花筏
口に入る桜餅

○電波塔としての役割を終えた東京塔を見て
禍福は
あざなえる縄と
蔦空見上げ
東京タワーは


この歌に寄せて
1年以上が経ちようやく詠む事ができるようになった
これからはまた歌とともに歩んでいきたい

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