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梅雨休みの短歌 3首 #23

数えてみたら投稿して23回目の短歌。
だから#23


○梅雨空に向かって東京を歩いている

曇空
ここからだよと
足を前に出して
うしろを振り返るボク


○歩いていてもなんだかボクの中にあるものは

体ひとつの
器の中に3つ4つ
どこまでいっても
足2本

○もう富士山はみえないけど、土地の名はそう記されて

目を閉じて
夢現をコロし
富士見坂
遠き思いに
開けて紫陽花

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