夜を駆けたヒロインたち
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「お前は本当に良い奴だ、とても気に入ったよ!」
私の横でフランス人がこう言ったのは、英語を学ぶ3つ目の理由を話した時だった。通算3年弱の駅前留学を続ける理由は、TOEIC対策と海外で自由に生きる能力の獲得と、いつか小説を英語で書く事。日本人には口が裂けても言えないが、東京にいる同僚に3つ目の理由を話した時、彼は”恋愛小説家”と言う映画を教えてくれた。映画を鑑賞すると、主人公のMelvinが毒舌家の偏屈で落ち込んだのだが、同僚は「書くなら恋愛小