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自分で自分を助けること

幼い頃から精神科に通うほどでもないが、しかし所謂「普通」の人とは異なる困りごとに困らされていた。
かといって、それが発達障害かと言われるとそうでもなく、気分的なもので片付けてしまうには重い。そんな症状たち。

こんなに辛いのに「うつ病」じゃないと診断されて、どうしたものかと途方に暮れた。
社会人になってからは様々な経験や人付き合いを通して、やっと大学生くらいの精神レベルにまで発達できた感じがある。「あ〜、高校生とき、あの子たちが楽しそうにしていたのってこんな気分だったのかな」当時は全く理解できなかったことがだんだんわかってきた。
それでも時折自分が制御できなくなって困ることがあった。
精神科に行っても解決しないと思って、大学の心理相談室にいってみたりした。そこではマインドフルネスを教えてもらったけど、根本的な解決にはならなかった。
なんとなく、無意識下で暴れる自分との対話、避けていることへ正面から向き合うことが必要だというのは感覚的にはわかっていたけれど、怖くてできなかった。

そんな時に出会ったのが「わたしが「わたし」を助けに行こう」だった。自分を困らせる色々な症状や癖は自分を守るための行動だった。

無意識下で自分を守ろうとする機能に名前をつけて対話をする方法が書いてあった。困っているからなんとかするだけではなくて、今まで守ってくれてありがとうといってあげてほしいというその一文で涙が出た。

これからは私は私を大事にするよ。
そんなことを思いながら勇気をもらえた一冊。

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