NFTマーケティングツール「PREMINT」について
NFTに触れていると「PREMINT」というサービスを見かけることがよくあると思います。
これは、一部で熱心に活用されているものの一般にはあまり知られていないマニアックなマーケティングツールです。
今回は、PREMINTについて解説します。
PREMINTはNFTのマーケティングツール
NFTプロジェクトを提供側から見てみると、すでにあふれるほどのNFTプロジェクトが毎日リリースされているので、NFTプロジェクトに興味がある人たちに、いかに認知してもらうかのマーケティングが大切になっています。
「PREMINT」はそうしたマーケティングの悩みの解決する便利なツールなのです。
非常に強いIP・ブランドのNFTプロジェクトであれば、販売直前に一度こっきりのリリースを流せば、あとは自然にSNSで波及していきます。
とはいえ、そういった有力NFTプロジェクトだとしても、日々のタイムラインの情報の渦の中で認知が広がらないと、NFTプロジェクトの成否に関わります。
マーケティングは、NFTプロジェクトの成功の鍵を握る重要な要素なのです。
NFTプロジェクトの大半は、ネット上で完結するプロジェクトであり、ネットを通じて購入します。
そのため、特に「デジタルマーケティング」の成功が最重要となります。
ファンと継続的なコミュニケーションを行うためのSNSやDiscordなどのチャットツールは欠かせないコミュニケーションツールです。
NFTの認知拡大で王道といえば、「NFTのGiveaway」(=NFT無償配布キャンペーン)です。
ファンならお金を出してでも欲しいNFTを、数量限定でも無料で当選するかもという期待で、Twitterのフォロー&引用RTキャンペーンなどの拡散とセットで、バズを生み出しつつ、認知拡大を図ります
応募条件にファンにも宣伝を手伝ってもらう「タスク」を担ってもらうこの仕組みを、応用させていくと、NFT販売時期前後のコミュニケーションをよりスムーズにできるのです。
「PREMINT」はそうした定番の事前認知拡大のマーケティングに必要な要素を網羅します。
PREMINTの使い勝手
指定するDiscordの参加
Discord内の活動に応じたロール取得
ウォレット登録の中に○ETH以上保有すること
指定するTwitterのフォロー
指定するNFTの保有確認
「reCAPTCHA」bot対策
限定ページ公開
これらの条件を、提供側から設定できます。
サイト上でホワイトリストを配布したりできます。
参加者側にも、安全性の面でメリットがあります。
NFTは、Web3的文脈から匿名文化が主流です。
そのため、有力そうなNFTプロジェクトであってもスキャムやラグなどのリスクが常に存在します。
(詐欺まがいのプロジェクトも、実際多いものです)
「PREMINT」を使うと、TwitterやDiscordの認証やメタマスクの署名をする仕組みがあるため、詐欺のリスクを一段階下げられるのです。
XCOPY、Steave Aoki、ドルガバなど有力者/ブランドなども活用しているツールなので、安心感があります。
有力NFTプロジェクトとのコラボ機能などもあり(承認制)、マーケティングツールとしての完成度が高まってきていると思います。
PREMIN公式:https://www.premint.xyz
「PREMINT」で応募が完了すると、キャンペーン後の「NFT取得日時(ミントの日時)」を、Googleカレンダーに追加できる機能もついています。
海外プロジェクトだと、時差計算でヒューマンエラーが発生しがちなので、リスクとストレス低減にもなりそうです。
有料バージョン
「250人以上の応募を受け付ける」など、一定以上の機能を使うには、1ETHの「Creator Pass」のNFTを買う必要があります。
NFTパスは、購入し使用するとバーンされ再利用(転売)できない仕組みです。
さすがNFTのマーケティングを加速させるツールだけあって、プレミアム機能の開放もNFT保有の確認によってWeb3的です。
気になる方は、チェックしてみてください。
OpenSea:https://opensea.io/collection/premint
※この記事は、パジ(@paji_a)の発言をベースにかねりん(@kanerinx)が編集して記事化しています。
※この記事の元投稿は、HiDΞで連載中のマガジンです。(JPYCの投げ銭も可能)
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