Material Design 3 要点まとめ #5 Interaction states
Material Design 3 ガイドラインの要点をまとめたものです。
第5回はInteraction statesの章。ステートレイヤーの基本法則など、コンポーネントの「状態」の表現についての解説です。
要点
ステートレイヤー:要素の「状態」を表す半透明の覆い
UIコンポーネントには「ステートレイヤー」という、要素の「状態」を表す半透明の覆いがある。
レイヤーは要素全体を覆うか、要素の上に円形にかぶさる。
一度に適用できるステートレイヤーは1つだけ。
ステートレイヤーの色は、その本体の要素の配色から得られる
各ステートに対して一定の不透明度を持つオーバーレイで、本体に使用されている色が適用される。本体のコンテンツ、アイコンの色、またはアイコンが存在しない場合はラベルのテキストの色など。
例えば…
enabled スタイルがコンテナにセカンダリ コンテナ色を使用し、コンテンツにオンセカンダリ コンテナ色を使用している場合、ステート レイヤーはオンセカンダリ コンテナ色のオーバーレイになる。
enabled スタイルがコンテナにサーフェス色を、コンテンツにプライマリ色を使用する場合、ステートレイヤーはプライマリ色のオーバーレイになる。
不透明度の変化で「状態」を表現する
各ステートの不透明度には一定の割合を使用する。デフォルトでは以下が設定されている。
ホバー(hover):8%
フォーカス(focus):12%
押下(press):12%
ドラッグ(drag):16%
要素自体の色の変化で表現される「状態」もある
活性(activated)や選択(selected)の状態が存在するコンポーネントは、コンテナやコンテンツの色を直接変更する。セレクトボックスやナビゲーションバーなど。
無効な状態(disabled)を表すときも、コンテナやコンテンツの色を直接変更する。
コンテナ:オンサーフェス色 - 12%
コンテンツ:オンサーフェス色 - 38%