
<paiza 社員インタビュー>プロダクト企画部長 金田 康彰「自身が手がける仕事で世の中に貢献していることが楽しい」
みなさんこんにちは、paizaです。本日も弊社の社員インタビューをお届けします。
今回はプロダクト企画部長 金田 康彰さんにお話を伺いました。エンジニアからHR領域へ。そしてpaizaへと入社した経緯。プロダクト企画部の業務内容について、お話しいただきました。
エンジニアがキャリアを通じて利用できるサービス

ーー金田さんは新卒で入った会社ではエンジニアをしていたと聞きました。
最初の会社に入った経緯でいうと、実は単純で(笑)。当時その会社では日当1万円が出るインターンをやっていて、そこで選考をうまく突破すると内定も出してもらえたんです。最初は就活用の資金を稼ぐために参加していたのですが、内定をいただけたので入社したというのが経緯です。
しかし、ただ内定をもらえたから入社を決めたわけではなくて。インターンに参加してみると、最終段階まで残ってる人たちが、他の企業で面接やグループワークをしている人よりも頭がよい人が多いことがわかったんです。ぼんやりと「こういう人たちがイノベーションを起こして世の中を変えていくんだろうな」と思いました。
同時に、そういう人たちが集まる仕組みをつくっている、人事の制度に興味を持ったんです。なので、私は大学時代に情報を学んでいましたが、自分がエンジニアとして開発に携わることよりも、むしろ人事として配属されることを希望していました。
しかし、その会社では研修後にドラフト制度のようなものを採用していて、研修を突破した順に各部署から指名されるような仕組みになっていました。それで選ばれたのが開発をおこなう部署で、結局エンジニアが最初のキャリアになりましたね(笑)。
ーーそこから人事領域にキャリアチェンジするため転職したという流れでしょうか?
そうですね。ただ、実際にエンジニアとしてプログラムを書いたりシステムをつくると、自分が思い描いた通りに動くことが楽しく感じられました。あと、当時は会計系のシステム開発を担当していたので、会計の知識が身につくこともおもしろかったですね。
エンジニアとしては1年ほど働いていたのですが、大きなプロジェクトがひと段落したタイミングで、もう一度自身のキャリアで「本当にやりたいことはなにか」と考えて、第二新卒のうちに転職活動を始めました。
そこで、やはり自分はHR系の仕事を軸としたいと考えて、IT専門のキャリアアドバイザーとして転職しました。そして2016年、ギノ株式会社(前社名)時代のpaizaに入社して現在に至るというのが私の略歴です。
ーーギノ時代は人数も少ない時期。入社に不安はなかったのでしょうか?
そうですね、私はたしか16人目の社員だったと記憶しています。今となってはかなり古株になってしまいましたね(笑)。
ただ、当時からスタートアップで働くことにはあまり不安を感じていませんでした。むしろ前職から感じていた課題があって、paizaの事業や方針はその時からクリアにするものだと思えたので、ぜひ働きたいと思い入社しました。
ーー当時金田さんが持っていた課題と、paizaに感じた強みを教えてください。
前職のときに強く課題に思っていたのが、人材紹介をおこなうプラットフォームにスキルフルな人材が集まらないことでした。そのため、企業と人材の適切なマッチングがおこなえる仕組みとはいいづらく、企業としても満足のいく採用ができたという体験が得づらい。
一方で、paizaのユーザー群は、プログラミングスキルチェックやプログラミングゲームなど、コンテンツをやりたくて登録しているエンジニアが多いです。
そのような人材は少なからずプライベートの時間でもプログラミングに触れて、学習をしていたいという、前提としてマインドの高い人たちが多い傾向にあります。それは実際にユーザーの話を聞いていても実感することで、企業からの採用の声を聞いていても満足度が高いです。
エンジニアに限らず、成長マインドが高い人を採用したほうが事業は伸びると思います。paizaにはそういった人材プールがあり、そこからうまく採用ができるという点は大きな強みです。
ーーユーザーの観点から見たpaizaの魅力とはなんでしょうか?
ユーザーサイドから見れば、paizaは最終的には就職や転職に結びつくプラットフォームでありつつも、エンジニアとして長期的に利用できるサービスである点に特徴があると考えています。このようなサービスは他にはありません。
paizaはプログラミングスキルチェックによって、エンジニアとしてのある種のステータスができていて、それによって企業からのスカウトも来るので転職も可能なプラットフォームです。
自身の市場価値を周りの人と比較することによって、新たな学習のモチベーションにも繋がります。こういったことは職場でのスキルの高低は比較しづらいものでもあるので、オンライン上でしっかりと可視化させることはpaizaを利用する大きな魅力だと考えています。
やはり、転職を考える方々にとっては現職の中での優劣よりも、「人材市場に出た際にどのような評価を得られるのか」が不安に思うポイントです。
paizaに登録し、プログラミングスキルチェックによってランクがつき、実際にスカウトがくる。このような仕組みになっているのはエンジニアにとって安心材料になり、もし私自身が今エンジニアを続けていたとしても、あったらありがたいだろうと思える優れたサービスだと考えています。
「パッション」がある人材と一緒に働きたい

ーー金田さんの具体的な業務内容について教えてください。
プロダクト企画部では、paizaのユーザーを増やしていくことや、スキルチェックを受け、ランクを取得する人材が増えていくこと。さらにスカウトがきた求人に対して実際に応募していただく方をいかに増やしていくのかの施策を立案、実行につなげる部署です。
具体的にはサイト上のコミュニケーションや機能そのものの体験価値の改善を企画し、デザイナーやエンジニアを巻き込みながら、プロダクトに落とし込むという領域を担当しています。
やはりユーザーを獲得しなければ企業とのマッチングはできないので、主軸におくのはユーザーの体験価値の向上です。一方で、ユーザーを動かすためには、企業がいいスカウトを打つことや、企業のラインナップが多彩に揃っていることも非常に重要になります。
paizaに求人掲載する企業をいかに増やしていくのか、どうすればカスタマーサクセスのメンバーたちの負担を減らしながら、使い続けてもらえる仕組みや機能にしていくのか。そういった点も私たちの担当範囲ですね。
ーーユーザーにヒアリングをする機会も多いのでしょうか?
そうですね。たとえば大きな機能改善をおこなう際には必ずヒアリングを実施します。また、ユーザーに対しては定期的にアンケート調査をおこない、その中からインタビュー対象者を抽出し、10〜20名ほどのユーザーから直接お話を伺っています。
そのようなヒアリングを実施しながら、チーム内で今のユーザー像をアップデートしながら、どのような体験をしていただくのが適切なのかという認識を合わせ、施策に落とし込むというプロセスです。
ただ、私たちとしては「ユーザーの体験を変えれば数値が動く」という考えではなく、「数値を変えるためにユーザーの体験を変えていく」という認識を持っています。
事業、さらにいえば企業としての売上に向かっていくKPIロジックツリーで詰まっているポイントを仮説的に定め、その課題感を明らかにするためにデータを検証。データで足りない部分については定性調査を実施することで、施策の確度を高めていくという流れです。
ーー金田さんが一緒に働きたいと思う人材像はありますか?
私としてはシンプルにパッションがある人と一緒に働きたいと思っています。パッションがあればスキルは後からついてくる。そしてなによりパッションがなければ行動に結びつかないと考えています。
paizaのメンバーを見ていても、「社会課題解決に対して、自分が介在することによってなにか価値を届けたい」という想いが前提としてある方が活躍していて、私としても一緒に働きたいと思います。
ただ、プライベートを犠牲にしてほしいとはまったく思っていません。paizaとしてもそのようなことは決して望んでいません。やはりpaizaで一緒に働くメンバーには、それぞれの人生が幸せなものであってほしいとみんなが考えています。
ただ、仕事やキャリアが人生において大きな比重を占めることは事実です。だからこそ、仕事をしているときの姿勢として、「自身が手がける仕事で世の中に貢献していることが楽しい」という感覚を持つ方と一緒に仕事できると、私としてもうれしいですね。
<現在paizaで募集中の職種>
この記事の制作チーム
ディレクション:板倉彩乃(採用・人材開発グループ)
ディレクション:柳下修平(メディアグループ 「Tech Team Journal」&「paiza times」編集長)
取材/文/撮影:川島大雅