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趣味
いまでも僕は研究が好きらしい。
いま頃になってそう思う。
人生の充実ってなんだろう。
趣味をたくさんみつけようと、
色々行動したりしてきた。
今日だって、長年の趣味で、
古民家カフェに来た。
![](https://assets.st-note.com/img/1737818654-fBdaCq4gFrPovn02ORmZIwAT.jpg?width=1200)
そこでまったりして、
ふと色々な考えが頭をめぐって、
気がつけば紙とペンを取り出して、
計算をして、アイディアをまとめている、
そんな自分に気づいた。
これは未練なのか。
そう思うと、心が虚無感で満たされる感じがした。普段はまったく気にしない空調の音が鮮明に聞こえた。
それがしばらく続いた。
そして、
僕の中に染み付いた、この厄介なシミは取ることは多分できないなと悟った。
思えば、僕はやっぱり研究が好きなんだ。
なんの見返りもなく、部屋にこもって何日も計算や理論をまとめたり、試行錯誤出来ていたのは、好きだからだ。
そう思う。
そうでないと普通はそんな事無理だ。
その辺の人に声をかけて「やってください」と声をかけても「やりたくない」と返されるに決まっている。
これは未練ではない何かだと確信した。
色々、趣味を見つけようと、楽しいことを見つけようと、行動してきた結果、研究こそが人生を捧げるに相応しい趣味だと確信した。
仕事柄ハードワークが要求される。
それでも僕は、
その合間に趣味で研究をしたい!
1年で1本論文を出すとか、
そんな世間体のためではなく、
純粋に僕のため、知ることの喜びのためだ。
仕事では上を目指す。
それ以外の時間で研究をする。
そうすることにした。
そしてさっきまで、
充実した気持ちで研究をしていた。
やっぱり、僕は友達いっぱいってタイプではないし、それで満足だと気づいた。
いつか僕がこういう思いで仕事をしながら研究をして、行動しているんだという事を共感してくれる人が1人でもいたらそれでいい。
その人と僕は一緒にいる。