奈良市×ペアーズ 〜マッチングアプリ オンラインセミナー〜 奈良県警が伝える「SNS型投資・ロマンス詐欺」の現状と被害防止ポイント
ペアーズは、未婚化・少子化といった社会問題に対して、全国のさまざまな自治体と連携しながら、若者の出会いの機会拡大に向けた取り組みを行っています。
10月に奈良市と協力し、奈良市内に在住、在学、在勤されている方、将来的に奈良市へ移住を検討されている方を対象に、マッチングアプリを楽しく、かつ安全に使って恋活・婚活を充実させられるように、奈良市×ペアーズ マッチングアプリ無料オンラインセミナー「ペアーズ恋愛ゼミ」を実施しました。
「ペアーズ恋愛ゼミ」では、恋活・婚活のスペシャリストであるペアーズコンシェルジュが講師を務め、また「SNS型投資・ロマンス詐欺」に関する注意喚起に関し、奈良県 警察本部生活安全企画課 松谷卓音様をお招きして実施しました。オンラインセミナーの模様と、奈良県下でのSNS型ロマンス詐欺発生状況や被害防止ポイントなど併せて本記事でご紹介します。
うまい話には裏がある? 奈良県で確認されたSNS型ロマンス詐欺
まず最初にペアーズコンシェルジュから、こども家庭庁が8月に発表した調査で、マッチングアプリを出会いのきっかけとして結婚した若者の割合は4人に1人以上と説明。結婚というライフステージの選択肢の一つとしてマッチングアプリが社会に根づきつつある時代の変化を紹介しました。
次に、奈良県警から県下におけるロマンス詐欺の発生状況の推移や詐欺師がSNSなどオンライン上のさまざまな手段を用いて近づいてくる実態を紹介。詐欺被害に遭わないためには「詐欺の手口や特徴を、よく知っておくことが大事」と話します。
その具体的な犯罪手口について、実際に犯人から送られてきたメッセージの例をあげて説明しました。
100%儲かると謳う投資の勧誘
暗号資産への共同投資の持ちかけ
国境を跨いだ振り込みの依頼（古くから存在する国際ロマンス詐欺）
いずれのケースでも、直接メッセージを重ねるうちに、会ったこともない人に、いきなりお金の話を持ち出すことから、冷静に考えればあり得ないことだとわかる、と語ります。ただ、恋愛感情や親近感を抱かせて巧みに感情を悪用する詐欺であることから、このような話を持ちかけられた場合は「現実的ではないので、詐欺ではないか？」と疑うことが大切だといいます。
そのうえで、以下の被害防止ポイントを強調されています。
家族や警察にすぐ相談する
振り込み口座の名義を確認する
うまい話には必ず裏がある
詐欺かもしれないと思っても、なかなか人に言い出しにくいかもしれませんが、一人で抱え込まずにまずは人に相談することの大切さと、本当に相手が実在する人間なのか、本当に「必ず儲かる」といったうまい話があるのか、疑ってかかることが肝心だといいます。残念なことに、「詐欺の被害で振り込んでしまったお金がほとんど戻ってくることはない」とのことで、「彼らは直接会うことなく、お金を取る詐欺のプロ集団。被害に遭わないためには、とにかく相手と直接対面で会うことが大事で、一度も会ったことのない相手からお金の話をされたらすぐに疑い、警察に相談してください」と、安全啓発の最後を締めくくりました。
詐欺から身を守るために必要なこと
ペアーズは、セーフティセンター「SNS型投資・ロマンス詐欺にご注意ください」を新設し、注意喚起を強化しています。
最新版のロマンス詐欺の実態とその注意点を説明していますが、その一部は奈良県警にご説明いただいたポイントと共通しています。「私はだまされない」と思わずに、どのような詐欺の手口が存在するのか、ぜひセーフティセンターもあわせてお読みください。