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良い治療院の選び方③
雰囲気で選んでしまわないようにするべし、と②では述べました。
出来立てホヤホヤの院ならきれいで、明るそうに見え雰囲気も良く、博打ですが実際に良い所なのかも知れません。
外側からは内容までははっきりとはわからないのがほとんどです。
居酒屋さんなら、雰囲気よりもメニューを見ればだいたいは外さないのではないでしょうか。
「このメニューを出来るということはかなりの腕では…」
とわかります。揚げ物ばかり出してるところはねぇ。
居酒屋的な見方をすれば、治療院の看板に書かれている文言は大切です。
「専門」
と書かれているなら要チェックかも知れません。
反対に、
「アットホームな雰囲気」
「気さくな」
「カリスマ◯◯」
「美容」
「今流行りの」
「即効!」
とかの文言はダメかも知れません。この文言の中に技術の高さを示す項目は一つもありません。
来院しやすさをウリにしているだけですので。
あと、大切な要素は、意外かも知れませんが、男性がよく訪れる治療院は良い治療院です。
出入りが観察出来るなら、男性の出入りが多そうならその治療院は良いかも知れません。
女性はいろんなことを試します。そして、去っていきます。女性が多くても良い治療院の評価にはあまりならないかも知れません。
男性は他人に身を任せることは苦手です。それにもかかわらず身を任せられる治療家は優秀だと考えてもいいと思います。
スタッフが多い治療院はお勧めできません。ぼくがメンテナンスケアで通う歯科の先生に、
「どんな歯科には行かない方がいいですか?」
と、尋ねたことがあります。
「◯◯センターという屋号で歯科医がたくさんいるところです」
という答えでした。
治療院もスタッフが多くても、技術能力がみんな高いとは思えません。
マッサージ店なども大きいお店は、スタッフの技術レベルを高く維持することが難しいといいます。
理由は、腕の良いスタッフは辞めて独立し、腕の悪いスタッフは独立出来ずに残るといわれます。
散髪屋さんや美容院も同じだと思います。
特に治療院でメンテナンスケアを希望するなら尚更です。腕の良い同じ治療家に観てもらわないと、メンテナンスケアは成り立たないものなのです。
院長、店長だけが能力が高くても、その人に観てもらえるかはわかりません。
もしかすると、大きな治療院を切り盛りすることに一所懸命で、経営能力は高いかも知れませんが、治療能力は高くない場合だってあります。
治療院で成功するパタンは3つあるといわれます。
1、カリスマであること
2、宣伝が上手いこと
3、職人タイプであること
1と2は経営能力に長けたタイプの人です。
治療を受ける側に求められるのは、3の職人タイプの治療家ではないですか。
職人タイプまたは研究者タイプの治療家はほとんどいません。
治療セミナーに行くとわかります。経営に力を入れている人は、治癒のメカニズムの探求よりも、治し方や今の治療マニュアルに、どう組み込むかばかりに焦点を当てているのがわかるからです。
研究者タイプは、
「なぜその症状が生じるのか」
に興味を持ちます。だからこそ「診断能力」が高くなるのです。
宣伝の上手い人は、治療技術の追求よりも、経営能力を追求します。
まとめると、良い治療院の条件として考えられるのは、
●男性が多く通う治療院が良い治療院。
●スタッフが多い治療院は避けた方が良いかもです。
●宣伝やマーケティングが上手いのを治療の腕が良いと勘違いしないようにすること。
④に続く…