薄明かりのきみへ
おはよう。
まだこんばんは なんだけどね。
でも今日はなんだかおはようって
言いたいのです。
ひねくね者なのかしら。
今、暗い部屋がなんだか気分に合わないから薄明かりの電気を付けて横になっているよ。
まあいつもの事なんだけどね。
外から車の走る音が聞こえる
当たり前だけど人がいるんだ
良かった
ひとりぼっちじゃなかった
音がないんだもん。分からなくなるよ
でも分かった気にもなれちゃうよ
ただ聞こえるとすれば自分の心臓の音
呼吸する音くらいかな
・・・
こんなふうに静かだと
元々不安症なもんですから
苦しくなってしまうよ
いつか痛みさえ感じなくなってしまいそうって
だからまだ自分でいられるうちに
私の大切な人に伝えたくなるの
これは見ないと思うけど
私がここにいたってこと
私がここにいるってこと
いつか伝わるよね きっと
・・・
はぁ
今日は寒いね いまさらだけど
こんな日は温かい手のきみを思い出すよ
自動販売機で買ってきてくれた
ほうじ茶 温かいはずなのに
そんなに温かくなかったね
まだ温め途中だったのかな
でもそれを追い越すくらい
温かい手のきみが好き
冷たくなった人の手を温めてくれる
きみが好き
冷たい手のきみも好きだよ
手の温かさを一番分かってくれる
きっと
これが共存して分け与えるってことなのかな
って
思っちゃった
手の温かいきみは素敵です
手の冷たいきみも素敵です
そんなこんなで
私はこうやってぱちぱち綴っているけれど
なにが言いたいのかも
なにがしたいのかも
分からないけれど
薄明かりのきみが
暗い部屋を少し明るくしてくれることを
頼りにさせて、眠らせてください。