医療VRで未来を見る:HOLOEYES
「#推したい会社」という投稿コンテストに応募するため、記事を書いています。
Holoeyesという会社をご存じですか?
私が推したい会社、Holoeyesとの出会いは昨年2024年のことです。スタンフォード大学で日本人医師による医療VR講演があるという話を聞き、興味を持って出席しました。
講師は帝京大学出身の外科医で医学博士の杉本真樹先生。Holoeyesという医療VR企業の活動について詳しくお話を伺いました。この会社の魅力は、何といってもCEOである杉本先生のビジョンです。昔、杉本先生がVRを装着しているのを見た助手の方が「何をしているのですか?」と尋ねたところ、先生は「未来を見ている」と答えたそうです(笑)。
杉本先生は日本国内にとどまらず、世界中でご活躍されています。先生のInstagramには、有名な考古学者Dr. Zahi Hawass氏との写真が掲載されており、「世界のドクター・スギモト」は只者ではないと感じました。
さて、本題ですが、Holoeyesの素晴らしい点は、看護師や医師を含む医療従事者の教育にバーチャルリアリティ(VR)を活用し、臨床教育や医療教育の革新に取り組んでいることです。教科書の2次元の図よりも、3次元で立体的に人体を学べるのは、画期的な進歩だと思います。
ある知人は子どもの頃、手術ゲームで遊んでいたと話していましたが、人体を使わずに本格的な臨床訓練ができるのはVRの強みではないでしょうか。私がアメリカの看護学校を卒業したのは何十年も前ですが、当時は数百万円もする高価なマネキンを使って練習しました。しかし、実際の患者ケアとは程遠いものでした。
さらに、VR医療教育プラットフォーム「Holoeyes Edu」を使えば、スマートフォンと数百円のVRゴーグルさえあれば、最先端の解剖学や外科手術の術式を学べるそうです。
考察
日本が持続的な成長を遂げるためには、国民一人ひとりの健康が重要な要素となります。国民が病気に悩まされ、その治療費に多額の資金を割かなければ、将来への投資に十分な資源を回せなくなってしまいます。そのため、多くの人々に質の高い医療を提供することが必要不可欠です。
また、質の高い医療従事者を育成することは、高齢化がますます進む日本において重要な社会的課題です。確かに人材育成には費用がかかりますが、効果的な投資によってそのコストパフォーマンスを向上させることが鍵となります。そこで、VR技術のような革新的なテクノロジーを低コストで導入することは、賢明な選択と言えるでしょう。
この点で、VR医療の最前線を進むHoloeyesは、医療の発展に大きく貢献し、持続可能で幸せな社会の実現に寄与していると感じています。
1/10/25