『Waver』はアートとエンタメの継目に揺らぐ2
歌詞要らない? 歌詞は必要だろうか。歌詞の載ったメロディ発生の動機として「詩大序」の冒頭を読んでみると、まず心に抱えたものが詩となって、音高を伴ったものとして身体から出てくる。その嘆きのようなものは歌となり、それでも足りなくなると手足を伴って舞い踊る…みたいな具合だ(単純化できない循環がある)。この想いよ(たとえば神に)届けと自然に歌が生まれる。言葉から自然にメロディに移行していく過程を、メロディに言葉を当てはめる、に変えてもうまくいくのだろうか。
ソラリスの海、原子の海