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ペットショップ 犬猫を買うということ
今、大手ペットショップCoo&RIKUで販売されているどうぶつ達について、劣悪で適切なケアも受けられていないなどといった実態が明らかになってきており、世間を騒がせていますね。
もう、何十年も前からペットショップで売られる犬猫については、売れ残りの子はどうなるの?大きくなって破格だなんて可哀想など、一番最後の販売の場所からでさえ悲しい声を聞いていましたし、ペットショップに行くのは可哀想だなという気持ちを持つ人も多いのではないでしょうか。
今はSNSの発達のおかげで、1人では声があげられなかったことも知られるようになったり、有名人の方の影響の大きさは本当にありがたいです。しかし、業界に変えられない大きな力が働くのか、法改正が進むのはなかなか難しい実態があります。
だったら買う人の意識を変える、というのも手ではありますが、
やはりペットショップで迎える命について問題意識を持ってもらうには時間もかかりますし、どんな手を使っても飼おうと思う人は買う。
また、そうやって儲かる以上、色んな抜け道を使って生体販売をする人はいなくならないのかもしれません。
先日も、動物病院に行った時、子犬を連れたご婦人がいらして、その子犬はペットショップからお迎えしてから嘔吐と下痢が続いているとのこと。
また、その前にお迎えしたワンちゃんは、お迎え後に喘息が発覚し、気管支炎になったということでした。
すると、お話を聞いていたプードルの方も、今噂のペットショップでお迎えしたそうなのですが、やはりお迎え後におしっこ関係で病院に連れてきたということでした。
お二人で、ペットショップの環境が悪いっていうのはわかる。ブリーダーがから買った方がいいってはいうけど・・ねぇ・・。
こんな感じで、犬は子犬から、しかも買うもの、という先入観ががっちりと彼女達の頭に張り付いています。
ブリーダーと言っても、親も大切に飼育されている所もあると思います。ただ、そういったペットショップに卸すブリーダーもいるわけで、そこで悲惨な環境で子犬や猫を繁殖させられている親達もいるのです。もちろん、今の法律で取り締まることはできませんので、野放しです。
人間のエゴで作り出された命でお金を儲け、その動物をお金で買い、病気になって動物病院で治療をする。最近流行りのペット保険も、動物病院も、ペットショップも、ブリーダーもこうやってみたら全部繋がっていて、ペットを犠牲にしながら人間のエゴでお金がグルグル回っているように見えます。
また、追加で記載しますが、日本では繁殖から流通過程における間で死亡してしまう犬猫達が2万匹以上いることもわかっています。
だからなのか、私が捻くれしまったのかはわかりませんが、外で生きる猫達を減らす活動を悩みながらやっている傍で、自分の理想を満たした愛玩動物(うちの子)に過剰な愛情を注ぐ人を見ると、モヤモヤと疑問が湧いてしまうのです。
悪い気持ちになった方いたらごめんなさい。
無理やり産まされる人間のエゴによる命のサイクルに加担するのではなくて、飼い主を待つ犬や猫を引き受けるということが当たり前になったらいいですよね。捨て犬、野良猫だからと差別したり、雑種だからと区別する意味なんて全くなく、全て平等で尊重すべき存在です。保護猫、保護犬を飼っているから偉いわけでもない。
そして願わくば、地域で生きる野良猫も人間の責任だという意識が当たり前になって、その地域に生きるすべての動物に優しい動物病院がもっとたくさん増えてほしいなと思うのです。
この二つのフリーペーパーをぜひ読んでみてください。
そして、何かの折に使っていただけたら幸いです。
ペットショップに行く前に どい かや さん
猫の種類のお話 とりごえ まり さん
これはまさに、外の猫達をたくさん見てきて思うこと。