ポケモン史上初、攻撃種族値200の御三家
それは、特性がリベロのエースバーンです。
全ての技をタイプ一致で攻撃できるというのは非常に強力で、特性がもうかのときと比べ、炎タイプ以外の技も1.5倍の火力を出せています。
168*1.5 = 252 (168はA無補正努力値252の実数値)
A補正のかからない性格なので、この数値に-52をすると努力値252振りしたときの種族値が求まります。
252 - 52 = 200
エースバーンのA種族値は200
リベロエースバーン ≒ A種族値200のもうかエースバーン (炎技除く、攻撃のみに着目した場合)
エースバーンのCを無補正、努力値無振りで使うならCの種族値は
85*1.5 - 20.5 = 107
したがって、
H80
A200
B75
C107
D75
S119 が、両刀リベロエースバーン(性格は無邪気)の本当の種族値です。
合計種族値、655。
合計種族値で既に600族越えを果たしていますが、リベロの強い点は炎タイプ+攻撃タイプにならず、攻撃タイプだけに変化する点にあります。
複合タイプのポケモンは、タイプ一致技が2種類あるというメリットをもつ反面、弱点が単タイプのポケモンより多かったり、4倍弱点をもつなどのデメリットがあります。
しかし、リベロエースバーンはそのメリットのみを享受しています。
エースバーンが相手のポケモンより素早さが勝っていれば、相手側がどのタイプの攻撃を撃てばよいのか考える必要が出てきます。
この、「タイプが変更される or されない」ことで技選択の択が生じ、ダブルバトルで大活躍している技があります。
サイドチェンジです。
サイドチェンジは優先度+2で先制でき、横の並びのタイプ補完に優れるとき真価を発揮する技です。
例えば、「トゲキッス+ウォッシュロトム」。この2体はいずれも覚えられます。
トゲキッスへ鋼技を撃つときにサイドチェンジをすると、ウォッシュロトムがダメージ1/4で受けてくれ、
ウォッシュロトムに草技を撃とうすればトゲキッスが1/2で受ける、というように使われています。
リベロエースバーンは、等倍または弱点攻撃を撃ちながらも、同時にサイドチェンジでタイプをずらしているようなポケモンということになります。
もうかのエースバーンでリベロの性能を代用するなら、サイドチェンジをするポケモンが隣にいないと再現できません。
なぜこれほどまでに強いポケモンが生まれたのか? 個人的には、
・初めて選んだポケモンでも600族、準伝説の入り乱れるランクバトルで活躍してほしいという思い
・8世代でポケモンを始めてくれたトレーナー、戻ってきてくれたトレーナーに対し、前世代のポケモンに頼らずとも大きな大会で成績を残してほしいという思い
が込められたポケモンだからだ、と思っています。
もし、ダイマックスのシステムが次世代以降に無くなるとするなら、相手ポケモンを倒しながら素早さを上げるダイジェットが無くなり、2タテ以上をするのが今より難しくなって、エースバーンよりも速いポケモンと当たったときに倒されることも増えるでしょう。
そう考えると、リベロエースバーンを最も活躍させられるのは、ダイマックスシステムのある8世代だけなのかもしれません。
エースバーンが好き、エースバーンの性能が好きだという人は、再解禁予定の11月以降に備え、パーティを練っておきましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。