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【ドレスデン旅行記】世界最古のクリスマスマーケットで「ラブ&ピース」を願う

クリスマス・イヴイヴからクリスマス・イヴ(12/23~24)にかけて、1泊2日でドレスデンのクリスマスマーケットに行ってきました。

ドレスデンのクリスマスマーケットは24日の14時には営業終了してしまうということで、ギリギリ滑り込みセーフ。

私が暮らしているプラハからドレスデンまではバスで片道2時間、交通費は一人あたり往復7,000円でした(FLIXバスを利用)。


Day1

今回私たちは午後の便でドレスデンに向かいました。

車内は日本人、韓国人も多く、ドレスデンのクリスマスマーケットには世界中からたくさんの人が訪れるということを早々に実感しました。

いってきま〜す!

無事にパスポートコントロールを通過し、予定通り2時間でドレスデンへ。

駅から徒歩20分、旧市街の広場に面するホテルに到着。
今回はいつもより少しだけグレードの高いホテルに泊まりました。部屋も広く、バスタブもあって、なんだか癒されました。

ホテルもクリスマス仕様で可愛らしい

宿泊記は以下にてまとめています。

ホテルに荷物を置いて、いざクリスマスマーケットへ~!

世界最古と言われているドレスデンのクリスマスマーケットは1434年に初めて開催され、今年で590回目だそうです。590回目ってなんかもう数字が大きすぎて逆にピンとこない(笑)長い歴史の中、いろんな時代や歴史を乗り越えて今でもその歴史が続いていること自体が素晴らしいですし、これからもその歴史が続いていってほしいと願うばかりです。

到着早々、グリューワイン(5€)とブルーベリーワイン(5€)を注文。メニューはドイツ語なのでGoogle翻訳を片手になんとか注文。英語が伝わる人もいれば、そうでない人もいました。グラスやマグはデポジット制(4€)で持ち帰りも可能。お土産用の新品も販売されていました。

グリューワイン、ブルーベリーワイン
Google翻訳様々

フード類は、焼き立て熱々ジューシーなソーセージを挟んだホットドッグ(5€)や箸休めに丁度いい酸味の効いたザワークラウト(7€)、焼き立てのふわもち食感がたまらないサラミとチーズを包んだパン(7€)をいただきました。ソーセージは種類がたくさんあってドイツを感じました。ただでさえ美味しいけど、寒空の下で食べる屋台飯は万国共通で美味しさが倍増しますね。

ソーセージの主張激しめ
作りたてふわもちパンめっちゃ美味しかった

飲んだり、食べたり、そしてまた飲んだり。二杯目のホットドリンクはアップルシナモンワイン(5€)とエッグノック(6.5€)を注文。

アップルシナモンワインは割とすっきりしていて飲みやすかったけど、エッグノックが甘ったるくてアルコールもガンガンで飲むのがしんどかったです。。。

アップルシナモンワインとエッグノック

温かいアルコールは体内に吸収されやすいため、二杯も飲むと結構酔っぱらってしまいました。酔いを醒ますため、少し散歩してこの日はホテルへと戻りました。

お土産に購入したシュトーレンチョコレート
(雲から粉砂糖が振り掛かっているデザインが可愛い)

そういえば、クリスマスマーケットは一か所のみで行われていると思っていたのですが、街中のいろんなところでクリスマスマーケットが行われていて、ちょっと歩けばマーケット、またちょっと歩けばマーケットみたいな感じではしごできちゃう距離感でお店がたくさん出ていました。

Day2

この日はクリスマス・イブ。多くの店やクリスマスマーケットが14時には営業を終了します。

帰りのバスは17時発。それまでどうしよう。

ホテルをチェックアウトして向かった先は、内装の美しさで有名な牛乳屋さんへ。

チーズやお菓子、オリジナルグッズのマグネットやポストカードが販売されていました。せっかく牛乳屋さんに来たので、牛乳をいただきました(コップ1杯/1€)。味は濃厚だけどスッキリしていて美味しかったです。

マグネット
ポストカード、タイル、石鹸
牛乳

牛乳屋さんを後にし、昨晩に引き続きクリスマスマーケットへ~!

昼間のクリスマスマーケットは夜とはまた違った雰囲気で、それぞれのお店の凝った飾り付けを眺めたりして過ごしました。昨晩よりかは人は少なかったけど、それでも賑わっていました~!

大人たちがサンタ帽を被ってクリスマスを全力で楽しんでいる姿を見て、なんだかほっこりしました
サンタ帽を売ってるお店もありました。かわいい〜!

14時になると同時に、なんなら若干フライングで営業終了するお店の皆さん。一ヶ月間お疲れさまでした。

それと同時に目的を見失う私たち。街のお店やカフェも閉まっているので、行く当てもなくただひたすら彷徨い続けました。散歩したり、散歩したり、散歩したり。。。

でかシュトーレンを運ぶ車のオブジェ。遊び心が可愛い
プレッツェルを手にするドイツのコダマ

途中、ドレスデンの中世の面影が残る素敵な街並みをバックにハウルの動く城のメインテーマ曲「人生のメリーゴーランド」をチェロで演奏する方に遭遇しました。とても素敵な演奏で今回の旅の思い出として深く印象に残っています。

とはいえ、やっぱり寒いし、身体は冷えるし、トイレにも行きたいけど行けないしで、結構辛かったです(クリスマス期間中の旅行は要注意ですね)。

思っていたよりもずっと素敵だったドレスデンの街並み

夕方まで彷徨い続け、予定通りの時刻に到着したバスに乗り込み、プラハへとう無事帰還。クリスマス・イブの夜にも関わらず、バスの乗客は意外にも多くてびっくり。バスの運転手さんをはじめ、クリスマスも働いている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。そういう人たちのおかげで社会は止まらずに動き続けているんだな~と改めて実感しました。

最後に、

クリスマスマーケットで聖歌隊の合唱を聴いていた際、目の前にいたドイツ人のおじさんから「ラブ&ピース」と言われて握手をされました。もしかしたら合唱曲がそういった意味合いを持ったものだったのかもしれません。周りの人たちにも同じように声をかけ、握手をしていたおじさん。マクデブルクのクリスマスマーケットで痛ましい事件が起こったばかりなのに、外国人である私たちに平等に優しく愛を持って接してくれているように感じて、なんだか心が動いた瞬間でした。

世界各地での残虐な事件や長引く戦争、混沌とする世界が続いていますが、「愛と平和」に満ちた世界を諦めずにこれからも強く生きていきたいと思いました。

Youtubeにvlogをアップしています☺︎

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