コロナ禍でも灯る火
先日、実家のとんどに参加した。
毎年この時期に開催される。みんなでとんどの火を囲む。そして積まれたとんどが崩れていくと、その火種を使って餅を焼く。
じっくりことこと焼いた餅はぷくーっと膨れる。まるで絵に描いた餅のように。
これがまた美味い。
そしてとんどの中に正月に使ったしめ縄を焼く。焼けたしめ縄を取り出すんだけど、真っ黒に焦げた形ある状態のものじゃないと駄目。
それを家に持ち帰る。一年の無病息災を願って、そうするらしい。
コロナ禍で色々なものが失われつつあるなかで、美しい光景であった。
子供からお年寄りが集まり、火を囲み、そして餅を食う。
いつまでも終わってほしくない、大切な風景。
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