Cheesy&Padmaの山案内「真夏の黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳へ」
8月の超暑い最中、甲斐駒ヶ岳へ行ってきました。標高差2000mの黒戸尾根を登ると言うと、経験者は口々に「・・・この時期は多分暑くて死ぬ」と。確かに長い樹林帯のエリアは汗だくでしたが、「暑い」の前振りをあまりに多くいただいて、阿鼻叫喚の地獄登山をイメージしすぎていたため、それほどでもないじゃん、と思うことができました。あの時に脅しまくってくれた友人たちには感謝です。
※地図の番号は以下各図の見出し番号です。
1. 樹林帯のクライマックスは長いはしご
駒ケ岳神社からの長い長い樹林帯は「ここ奥多摩だっけ?」と言いたくなるような、アルプス感のない道のりでした。いくつか写真もとったのですが、なんだかイラストにしにくくて描いておりません。
樹林帯の最後のほう、五合目に長い長いはしごがあります。2019年秋の甚大な台風19号ではこのあたりが崩落してしまったと聞き、非常に心配しました。このはしごを皮切りに、鎖やロープが出現。ずっと晴れていたのにそのあたりから急に雨がふりはじめ、足を滑らせないように慎重に歩いた記憶があります。
2. フォトジェニックな二本の剣
甲斐駒ヶ岳の象徴ともいえる二本の剣を眺めるこの風景。遠くには富士山が見えました。年賀状を出さない私でも年賀状にしたくなるような、カッコ良い景色。甲斐駒ヶ岳は山岳信仰の山とのことで、あちこちに祠があり非常に神秘的です。山に登らないと触れられない(手で触れるわけじゃないけど)、そこに行かないと感じることのできない何かに近くためには、インターネットではダメ絶対。旅も山も行くたびにそんなことを思います。
3. 足ブルブルで映え?の岩場へ
山頂近くにこんなスポットがありました。いわゆる映えなんでしょうか? 突き出した岩の下は何もありません。地震が来たら確実にちびります。
4. いよいよ山頂へ
・・・ていうのはさておき、山頂近くはまた景色が開けて、岩がゴツゴツの面白い雰囲気でした。
下山は広河原方面へ。こもれび山荘のスープカレーはもう品切れでしたけど、タコライスで美味しいお昼をいただき、大変満足な二日間となりました。
ご覧いただきありがとうごさいます。旅と登山と散歩の記録をコツコツと書き続けていきます。