オペレーターの心構え
というわけで、ありがちなスタート、「心構え」の回です。
とはいえですね、「明るく元気に」「大きな声で」「挨拶と返事はしっかりと」みたいな話は省きます。
今回は、演劇の公演において音響オペレーターを僕がどのような立ち位置の仕事と捉えているか、を言語化してみます。
音響オペレーターは、特に音楽を流したり主だった効果音の操作を行うテープオペレーター(タタキともメインオペレーターとも呼ばれるようです)は、音響業務の「花形」です。
プランのみを担当することも多くなって、より強く思うようになりました。
ポジティブに言えば、オペレーターの表現力次第で僕のプランは何倍にも良いものになることがあります。
ネガティブに言えば、オペレーターの技術次第では、BGM音量の微調整やキッカケの細かさなどプランの細かな部分をあきらめることがあります。
こちらは、僕のプランナーとしての技量の問題も大いに関係があるとは思いますが、スケジュールも含めさまざまな要素が絡み合って、「諦める」ことはあります。現段階では。
では、表現力や技量とはなにか、もっというと、「いいオペレーター」であろうとするために、何を意識すれば良いのでしょうか。
端的に言えば、それは、「ミスをしないこと」です。
とはいえ、人間ですからミスをすることはありますし、そのリスクを完全に無くすことはできません。それでも、「ミスがないオペレータを目指す」必要はあると思います。ミスをなくすことはできませんが、ミスを限りなくゼロにしようと努力することはできると思います。
そのために、僕が実践していることとして、
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