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こんにちは。舞台音響の田中亮大です。

 初めまして、または、改めまして、舞台音響の田中亮大です。

 おかげさまで演劇に興味を持って27年、音響に興味を持って25年、舞台音響を主たる仕事にしてから15年が経ちました。

 ここまで続けてくることができたのは、出会いに恵まれていたからだと思います。

 そんな出会いの中でも、昨今は自分がプランナーとして、オペレーターさんを別の方にお願いすることも増えてきました。音響を仕事にして1年未満の「新人さん」から、その道30年超の「ベテランさん」まで、様々な方にオペレーターをお願いしてきました。

 もちろん、自身もオペレーターとして別のプランナーさんの現場に入ることもあります。ただ、幸か不幸か私自身がプランもオペもできる現場をいただくことが多く、誰かのオペレーターに入ることはそう多くない環境で今日まで来ています。

 するとオペレーターさんにお願いする機会が増えてきた昨今、ふと、オペレーションについて説明する言語を持ち合わせていないことに気づきました。
 とっても抽象的になってしまうんです。
 もう極端なことを言えば、「芝居感を持って、ぐーって芝居に合わせて音煽ってください」とか、ほぼもう「何言ってんだこいつ」状態のことしか言えない時もありました。

 こりゃいかんですよ。「センスで。」この手のオーダーが成立するのは、プランナーとオペレーターが一定の同じ価値観、コモンセンスを共有していなくては成立しません。多分。
 もしかしたら、この共有された関係性が、ある理想の形かもしれませんが、僕の目指すところではありません。おそらく。少なくとも現時点では。

 今では、多少説明する言葉も持ち合わせ、オペレーターとの相互の感覚共有も大事にしようとしています。でも、まだまだ、日々悩みながら、精進しながら模索しているのが実際です。

 そうした中で、なんか、自分なりの、演劇における舞台音響観?みたいなものを残してみようかな…と思ったんです。そうすることで、自分の説明するボキャブラリーが豊富になったらいいなと思ったり。

 そして、あわよくば、副次的に、舞台音響に興味を持っている人や、仕事を始めたばかりの人の目に留まって、何かの参考に、そして何かのヒントになったりしたら最高だなと思います。

 というわけで、オペレーターの心構えや、フェーダー操作の種類、マイクの設定などまで、思いつくことを書いていこうと思います。
 仕事の合間に、ポツポツと、不定期な投稿になるとは思います。そもそも、自分のためなので、誰が見るんだよと思ったりもしますが、TIPS的に役に立つこともあるかもしれません笑

 ただ、ここに書くことは、あくまで、僕一人の演劇の舞台音響観です。十人十色、千差万別なものの中の一つとして、ご参考程度に半信半疑、薄目で生暖かく見てください。
 
 あと多分有料記事にします。なるべく安く設定しますが、一応、こんな僕の技術でも僕にとっては財産なので、ご容赦ください。よしなに。

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