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ヨーロッパでミスフライトした話 Vol.1

あの時、なんで大丈夫って思ったんだろう。
保安検査場の列、私の1つ前の女の子が突然列をどんどん抜かして前に進んでいった。

すごく意識的にその子を見てたのは覚えているし、時間も気にしててまだ大丈夫って思っちゃった。
(こっちでは飛行機は待ってくれないから、時間が足りない人たちがよく横入りをして進んでいく光景は良く目にする。だからこの行動に驚いた、とかではないんだけど。)

そこが運命の分かれ道だったと思う

本当にそう。
”選択”ってこういうこと、つくづく思い知らされた。
私は”このまま列に並んで自分の順番を待つ”選択をした。

日本じゃない国だと平気で乗客待たないで飛んじゃう話とか、ミスフライトする話って聞いたことあった。
もっと言うと私、結構ぎりぎりで動く性格だから”気をつけて!”ってみんなから言われたから分かっているつもりだった。それでも高い航空券買ってなんでわざわざミスしなきゃいけないんだ、くらいに思ったりして。

そうなんだよね。ついに経験してしまった。

もうこれは行くな、と言われているのかとも思ったけど、その感覚とは少し違う。(と、言い聞かせた?笑)

という事で前置きが長くなってしまったけれど、今後このnoteが誰の役にも立たないことを切に願いながら、そして、もう2回目はないと私自身に誓う意味でも”ミスフライトした時の備忘録”をここに残す。


2023年8月のとある早朝、当日はNational Expressを使って空港へ。
ちなみにGolders Greenから£16だった!


出発2時間前に空港到着。
実はこの1本あとに乗ろうか迷ったくらい。
コロナ後でごった返しの夏休み中って考えると本当はもっと早く乗らなくちゃいけなかったんだな、って後から反省。

早朝にも関わらず空港はすごく混んでいた。
チェックインはオンラインで済ませていたけど、預け荷物があったので長蛇の列に並び手続きを済ませる。
でもね、意外とここはサクッと終わった。

まっすぐその足でセキュリティチェックへ。

列、、結構長め。
何重にも折り返してる列の最後尾に並ぶ。

6:45頃 並び始めて、まあいける、かな?少し様子を見よう。
朝だからか列が進むのすごくゆっくりだった。

7:15頃 意外と進まない。

7:20頃 時計の進みが気になり始めた頃、冒頭の話。
女の子が列を抜いてどんどん進んでいった。

7:30頃 やっとセキュリティチェックを抜け、、あー忘れてた!
ここを抜けてもまだすごく広くて、搭乗ゲートまでたどり着くの遠いんだった。ゲートナンバーを確認したら、まだ”boarding”。

よし、間に合った!

行けたと思った。
スタンステッド空港はゲートの数も多くて、場合によってはモノレール?を乗って搭乗ゲートまで進む必要がある。
今回は歩いて行く所だったので、もう走った!!
あ、でもその前に"istu"のサーモン寿司買おうか迷って寄り道、結局買わず。←まだ余裕こいてる笑

走って走ってゲートまで着いた。けど、、
あれ?誰もいない。合ってる??
スタッフもいない。
なんなら扉閉まって鍵かかってる。
でも飛行にまだそこにいるのになー

そして、隣のカウンターのお姉さんに聞いたら、

”扉閉まって誰もいないなら、ミスフライトしたんだよ。”

あれ、終わったか。と思ったのと同時に私の預け荷物!!!!ってなった。

すぐ近くに手続きカウンターがあったので聞いたら、
私が搭乗していないなら、荷物も乗ってない、と。
本当かよ、と思って3回聞いたけど”荷物はいってない”と言い切るからしかたなく信じる事にした。

飛行機に搭乗する時って、わくわくしてて前進む事しか考えないからか背向いた時に書いてある案内とかに目がいってなかったけど、
”Return your luggage”って案内があったの初めて気づいた。
荷物のピックアップポイントをすごく適当に説明されたけど、とりあえず案内のまま進んでいった。

殆どさっき来た道を戻っているだけなんだけど、免税店も終わり、保安検査場に近づいた時から案内が消えて、なんだか絶対進みすぎてると予感。

そしたらスタッフらしきおじさんがすれ違いざまに

”Are you Okay? What are you looking for??”大丈夫かい?何探してるの?
と聞いてくれたので、ミスフライトして預け荷物を探している話をしたら、”ブロックのLEGOのお店分かる?そのお店の隣に白い扉があるからそこに行ってごらん。ここから歩いて2分くらい戻れば見えるよ。”と。

こういう時、人の優しさってすごく染みる。自分目線じゃなくて、その人目線で喋ってくれる優しさ。その瞬間的にもらった優しさにすごく心温まった。おじさんの人の良さがにじみ出てた。
私もこのおじさんのように寄り添ってあげられる人になりたい。

と、優しさに浸りながら歩いていると
扉、あったわ!!

今までスタンステッド何回か使ったけど、こんな表示気にした事なかった。
これがある事自体、ミスフライトする人が普通にいるって伝わってくるレベル、、!

扉を開けたら、セキュリティの女の人がいて乗り遅れた事を伝えるとチケットを使ってで”私搭乗してない”っていう(多分)手続きしてくれた。
さらに別の扉を進むと、到着した後荷物を受け取るベルトコンベアにたどり着いた。そこで9番のベルトコンベアから私の煮物出てくるから受け取ってと言われたが、待てと暮らせど一向に荷物が出てこん。。

あー飛行機乗ってたな、この感じ。

エアラインのデスクを近くで見つけて、そこに聞いてみた。
そしたら一緒に探してくれたけど、やっぱり見つからず。

そう。
荷物は私を置いて、クロアチアへ飛んで行ってしまったのです。

さてどうしようか。
まあ、その続きはまたあとで。

その前に、ここで1つ答え合わせ。

これは航空券取った時のメールの切り抜き。

という事は、ゲートクローズが7:25だったの。(大抵出発の30分前)
さらに言うと、セキュリティゲート抜けた時点で本来ならゲートクローズのはずだったのに遅れていたから”Bording”になっていただけ。


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Ms. Paddington :)
Please look after this bear, Thank you!