#22 PaCTi「集中治療における意思決定支援と緩和ケア」20210813
みなさま、こんにちは。
PaCTiの中の人、浜の町病院緩和医療内科・永山です。
2ヶ月のご無沙汰ですが、みなさんパクチー切れに苦しんでおられませんか?
7月は夏休みということでひと月空きましたが、今月からリスタートしていきますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
今回は、東京ベイ・浦安市川医療センター副センター長/総合内科部長の平岡栄治先生を講師にお迎えして、集中治療における意思決定支援のあり方について学びましょう。
集中治療の現場では、患者さんやご家族は深刻な病状に対する救命処置や生命維持治療に関する難しい選択を迫られます。その選択に関わる医療者もまたさまざまなジレンマに思い悩んでいます。ときに生命やQOLに関わる決定を下す場面では、関係するひとびとの価値観や信念、感情が複雑に絡み合い、治療方針の決定をさらに難しくしてしまいます。医療現場の文化、医療者の価値観が意思決定の方向に大きく作用することもしばしばあるように、わたしは感じています。
厚生労働省『人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン』には、「本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本とする」と明記されていますが、具体的にどのようなプロセスを踏まえれば、患者さんの意思を尊重することができるのでしょうか。
平岡先生の東京ベイ・浦安市川医療センターでは、意思決定のイニシアチブを患者さん本人の手に取り戻すために必要な手順を院内のコンセンサスとしてまとめ、実際に多くのケースで運用されています。今回の講演では意思決定における医学的・倫理的な知識の整理に加えて、院内手順の整備の経緯や運用の実際についてもお話しいただきます。
私たちが、患者さんの自己決定権を守るために何ができるのか、今回のご講演を通じていっしょに考えることができればと思っています。
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2021年8月13日(金) 21時~(1時間程度)
演題「集中治療における意思決定支援と緩和ケア」
演者:東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科 平岡栄治先生
対象:緩和ケアに関わる医療・介護職、医歯薬看護系学生
参加費:500円〜(PayPalを利用した受講後支払い。学生は無料です
以下のURLからお申し込みをお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_vnmnpwiUQzqRy1BMLKeCtA
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PaCTiでは、緩和ケア従事者が今知りたいこと、学びたいことにフォーカスして、勉強会を継続していきます。
今後も「放射線治療」「緩和ケア医放談」など興味深い内容が控えていますのでお楽しみに!(んがぐぐ)
また「こんなテーマを取り上げてほしい」「この人の話を聞きたい」といったご要望がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。自薦・他薦を問いません。
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