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キミ。

あなたの事です

そもそも、
こうして
毎日記すのは
キミを守りたいから

臆病なキミよ
未だ見ぬボクに
怖れること無かれ

ボクはキミを
全力で支える

何も云わなくても
こうして
理解し合えるのですから
本当に不思議で妙です

どん底の人生
最低の暮らし
誰も信じたりしない

暗闇の沼に潜んで
生きてきた

何度も何度も
自分自身と対話を重ね

それでも答え
見つからない

いいですよ
何度でも
ボクを叩きつけ
追い払い
蹴倒しても

ボクはキミの前に
戻ります

いいのです
ボクもその通りでした
いやまさに
キミはボクだ

怯え逃げ隠れ
恨み泣く

苦しくて苦しくて
信じるものなど
なんもない

それでいいのです

疑い疑い続け
蹴落とし
欺かれ陥れられ
裏切りしか
感じない

素敵な言葉の裏の
真実を何万回も
目の当たりにし

絶望へ
絶望の中で
嗤われ

失うものなど
何もない

日々に傷つき
まるく蹲る


キミはボク

差し伸べられた
手のひらに
希望など
浮かびもしない

柔らかく
黄金に輝く
その指に触れることすら
できなくて

それでいいのです
ボクもキミでした

安らぎの森へと
向かうには
自身の脚で
歩むしかないのです

夜明け前の
輝く銀の月

薄明りに
森の木々の緑が
照らされ

穏やかに
ゆっくり
深呼吸

もう大丈夫
「絶対」大丈夫

冷たい風も
灼熱の太陽も
キミを責めたりしない

もう大丈夫
轟音の落雷も
人々の叫び声も無い

そっと
ゆっくり目をあけて

さあ
キミは本当の素晴らしい姿に
驚き感動することだろう

キミは知らない
気づきもしない
自分が誰なのか

キミは自身が
もっとも尊貴なひとだと
未だ理解できてない

脱皮する蝶々のごとく
弱く儚い姿のキミ

上空へと
舞い踊り出るその時まで
ボクはキミを守る

ほら、みて

キミの湧現を
予兆するように
白い蓮華が舞い降る

あぁ
なんて素敵な薫り
神々しくキミは輝いている

いいのです
ありのままでいいのです
悪態を吐いても
キミなのです

どうぞ迷わずに
ボクはキミの傍にいます







読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました