りんご。

若草物語の著者
オルコットの日記
「失望が重なり
たえず、
「運命」に
叩かれることは
リンゴなら
完熟するための
成熟過程になる」
書き残されている

悩みも苦しみも
人生に連続で
追いかけてくる
家庭問題
金銭問題
学校での
虐め
会社関連
仕事で壁
人間関係の
難しさ

揺れ動き
ぶちあたり
行き詰まる

精神的にも
まいる
体調も崩れる

まわりが羨ましく
悔しい涙を流す日々

煩悩という
悩みが無ければ
菩提という
悟り（智慧）も無い
成長もなければ
成仏もない

究極の
希望哲学を持ち

思うようにいかない日も
苦しい時は苦しいまま
自身を祈ること
必ず道は開かれる

小さな悩みに
振り回され
わびしく
過ぎ去ってしまう
そんな日々も多い

大きく悩んだぶん
大きく理解できる
ことがある

苦労して築き上げた
自身の人生の日々は
命に刻まれ
魂に幸運として
積み上げられ

必ず絶対
何にも壊されない
幸福になる

母に宛てた
手紙の一部

差出人は
母のお母さん

おばあちゃまは
泣かないひとだ

母の亡くなった日も
泣かなかった

おばあちゃまは
母の亡きがらに
「あなたは立派です」
「尊敬します」
「唯一の欠点は
親より先に
亡くなったこと」
誰の話も
聞かず
葬儀場の方々の
案内にも無言の
おばあちゃまは

ボクが将来
母の葬儀を
知る権利があると
会場でビデオを
撮り続けた

母の葬儀の
様子や集まった
親族
この目で
確認できる

娘を失った母親として
おばあちゃまは
どんなに辛かったろ

察するに忍びない

ボクは
今の苦しみのおかげで
未来が明るい

おばあちゃまの教えでは
そういうことになる

どうか
ボクにひとを救う
力をください

誰かのために
なるなら
世界のどこかで
辛い思いをしてる
未だ会えない
青いりんご
どうかどうか
腐らずに

ともに完熟するまで
切磋琢磨しましょう