いひんせいり。
おばあちゃまの部屋
整理する
タンスは無い
クローゼットのお洋服も
たたみ半畳分
アッと云う間に方付いた
本棚に本は三冊
新しく買うと
二冊売りに出す
何もない
クローゼットの隅の
小さな箱
あけるとノートが
ギッシリ
パラパラめくる
日記だった
咄嗟に
「ボクが欲しい」
声が出た
亡き母の日記と
重なった
生きた証
ボクの宝物
クローゼット内
座って
少し読む
「成長とは
自分自身との闘い」
「日々自身を厳しく戒め
挑戦し続ける人こそ
人生に勝利する」
泣きながら読んだ
「偉大なひとには
人一倍大きな苦悩がある」
「苦労も財産といえる
不屈の精神が必要」
「なにがあろうと
どんなときも
決めたこと
あきらめない
徹底的に追求
そこに
揺るぎない
信念と誇りをもつ」
おばあちゃまが
ボクの耳元で
囁いてる
「ぱこちゃん
あきらめちゃダメ」
そう
云われてる気がした
「魂を燃やすほどの
情熱を注ぐことを
一生懸命というの」
「やる」と「決めた」なら
とことん
ぱこちゃんにしかできない
友への励まし
続けてこそ
意味があるのよ
一生懸命やりなさい
何度も云ってた声
まだ
この耳朶に残る
おばあちゃまの
不屈の精神はボクが
受け継ぐ
必ずひろめる
キミの未来
守るため
★上記名刺記事が自己紹介です
★フォロー返しはしません
★フォロー自由に削除下さい
★コメント返信遅いです
★コメント削除する場合があります
★当方スマホもパソコンも
保護者らに時間制限で借りています
フォローしても読み切れません
体調不良です
とても寒くて
風邪なのかな
急に悲しくて
泣いてます
別のおばあちゃまが
「ひ弱ねえ」
あきれ顔で
ずかずかと
ボクのこころ
土足で侵入して
ドカッと座り
バサッと置いた
千羽ツル
「あんたが
死ぬか生きるかのとき
ばあちゃまたち
一晩で折ったやつよ
ちぎってごらんなさい」
「え?」
「いいから」
一匹もぎる
糸は切れないが
ツルが破ける
「パコちゃん
笑え!」
もう1つ
「パコちゃん
生きろ!」
「ぜんぶ?」
「そうよ
おばあちゃまが
折り紙全部に
書いたよ」
「そんなガラスの
ハートじゃ
生き延びるの
難しいわよ」
強引な
おばあちゃまなりに
励ましてくれてる
ボクは
ボクにしかできないこと
積み重ねよう
キミとの信頼
キミとの絆
ホントありがとう
また
あしたも会おう
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました