桜なら誰もが撮ってる。
みんなと
同じことがしたい
たくさんの人達の
中に混ざりたい
「だいたい同じ」に憧れる
真似はキライ
地味はスキ
無難に目立たなくは
大好き
どんな時も一番目立つ
どこにいっても
「目立ちたがり?」聞かれる
「声」は大きい
「耳」が悪いから
返事も挨拶も
ニコニコ笑顔元気で即答
習ったとおりに
実践してるだけ
「わからないことは質問してね」
そういわれて
真に受けて
事細かく質問する
「仕事」だから
他の人の「邪魔」ならぬように
「迷惑」かけないように
小さい指示も逃さぬように
それを「ウザい」言われる
「自分で考えろ」言われる
ボクですら
5分もあれば
できる作業を
健康健全なみなさんが
15分以上かけてやってるから
ボクが間違ってるかと思い
尋ねてるだけなのに
不思議でたまらない
そのうち言われる
「空気読めよ」
前の職場でも言った
「空気は吸うものだ」
ようするに
みなさん5分で済むことを
長くかけて作業し休憩てる
それを「要領よく」と呼ぶ
ボクはそれに共感しない
「異質」な存在だから
除けられる
そして言われる
「協調性が無い」
ボク個人の意見だけど
そんな協調性はいらない
ちゃんと真面目に
真剣に作業してる人々が
世の中にはたくさんいる
「サボる」人たちに
同調したくない
同じ職場のひとに
言われた
「我慢だよ」
「長いものには巻かれろ」
ボクは思う
何のための我慢?
雇用主は現場を知らないという
ボクは知らないなんて嘘だと思う
知ってるさ
雇用主は想像力だってあるさ
一定のサボる人材込みで考えてる
ある種
想定内なんだと思う
人材育成
教育管理の
ずさんな会社は腐ってる
ボクは大手企業と呼ばれる
会社にもアルバイト参加した
障がい者枠のモデルとして
数十回複数の大手に短期間
体験的に参加した
企業側は車イスの出入り
作業の場所などの確認
休憩室など仕切り枠
トイレなどの段差など
修繕箇所など見ていたようだ
だから知ってる
大手企業におかしな
労働する人はない
従業員どうし社員どうし
部下やバイトに対する態度
言葉つかい
低俗なイビリや
労働基準違反など無い
どちらかというと
実力主義
「できるか」
「できないか」
「成功か」
「失敗か」
ボク
仕事は厳しくていい
キツクてもかまわない
不正が嫌い
「仕事早いね!」
驚かれる
IT関連作業関連でも
3Kと呼ばれる現場でも
「え?もう終わったの?」
みなさんが5時間かかる
そういう作業を3時間で
完成させる
手抜きはしない
必死にする
慌てても無い
「そんなに焦ってやったの?」
「手抜きしてる?」
『いいえ、普通に仕上げました』
そうすると必ず
その場は褒められる
しかし翌日から
のけ者だ
足の悪いボク
3Kの仕事場でしゃがんで
しなきゃいけない作業を
わざと割り振られる
ボクは文句は言わない
与えられた作業はする
しゃがめないから
尻をおろして
作業する
そんなときのために
着替えも持ってる
着てきた作業着は廃棄になる
汚物の汚染の場所だから
それでも文句は言わない
そんな環境で
現場のひとの倍の速さで
やり遂げる
「え?もう終わったの?」
確認にくる
ちゃんとやってる
手抜きもしてない
その場は褒められる
しかし
翌日から
来なくていい
ボクは煙たい存在といわれた
様々な場所で
疎まれる
ボクの人柄に
問題あるのかな
どんなにか悩んだ
言われた
「人柄はどうみても
普通だよ仕事能力がたけすぎて
現場にいる責任者よりできちゃうと
雇用しにくいんだよ」
「責任者よりできる?できないよ
わからないもん」
「質問してくる内容が
責任者でも考えつかないことや
疑問に思ったことじゃなかったら
そう感じるんだよ」
ボクはみんなと
同じように
普通でいたい
怠けることが
普通のことなのか
目立たない
自分で過ごしたい
コールセンター
苦情係センター向け訓練で
「え?いくつだった?」
驚かれた
褒めていただけたんだけども
一番虐めにあった場所
研修終わった時に
就職するなら
是非うちにってたくさん
名刺をいただいた
それがダメだった
帰り荷物をとりに
ロッカーへ行くと
ボクの荷物は転がってた
車イスから拾えないので
声をかけて拾っていただけないか
お願いした
誰にも聞こえないようだったので
車イスから降りて
這いずって拾い集めた
もちろん車イスには戻れない
女子ロッカーには人はいる
どなたも手伝いはしない
ボクが見えないようだ
仕方ないので
身内に連絡した
それが現実だ
ボクの常日頃だ
ボクは悟った
ボクは人と違う
みんなと一緒じゃない
「個性」で勝負するしかない
春のうららに
桜を皆が撮影すれば
ボクは別のことをしないと
生きてゆけない
そういうことなんだよ
悲しくない
クリエイターの端くれ
何でもやるさ