強いPTを作るには
ポケモンの話です。
はじめに
まず強いPTは存在しません。自分が使えるPTと使えないPTが存在するだけです。ポケモンにおいて一番重要なのは練度です。自分しか知らない勝ち筋を複数個持っていれば少々の相手ならボコボコに出来ます。
ここで有名強者が紹介する「強いPT」に乗っかってはいけません。それは「強いPT」かもしれませんが「使えるPT」ではありません。有名強者は自分の様な無名雑魚の数百倍の時間を使ってトップランカーの座に着いています。同じ事を今からやっても逆にボコされるだけです。
「使えるPT」とは何でしょうか。そう。自分が今まで使ってきたPT・軸・ポケモンです。使えるPTを徹底的に詰めましょう。その方が理に適っています。精神衛生上も良いです。
構築
では次。どうやって構築を詰めるかについて考えていきましょう。
ポケモンのPTを突き詰めるとポケモン6体・持ち物1個・技4個で合計24要素しか存在しません。この24要素で出来るだけ多くのPTに対処せねばならん。
ではどうやってこの24要素を最適化するか。そう。「ひたすら回す」ですね。対戦ジャンキーになりましょう。24要素じゃなくて36要素です。
回す前から「この構築は強い構築だ!」などと見抜ける訳がありません。回してなんか勝てるから「この構築強いじゃん!」となるのです。逆算です。ひたすら回して「よさ」を掻き集めるしかない。
とりあえず軸を決める。コンセプトを決める。軸というのは「これがやりたい!」という具体的な並びです。コンセプトは「俺は地面タイプしかPTに入れない!」という決意です。ここをガチッと決めないと無限の試行錯誤ループに呑まれてしまいます。縛りが要素を絞り特色を生みます。ガンガン縛りましょう。縛りプレイです。
でとにかく回す。回すとは「対戦する→引っ掛かる→ポケモンor技or道具を入れ替える」です。完成形が分からなくてもこれをひたすらやってればいつか完成します。入れ替える場所が無くなるからです。
以上。脳筋がすぎる。
ポケモン
新しいポケモンを生み出すにはどうすればいいのでしょうか。別系統PTの要素をパクりましょう。パクったものを自分の構築に合わせてチューニングすればオマージュになります。別系統PTの要素をチューニング無しで実装するのは不可能なので必然完パクは不可能になります。同系統PTはあまりよくないかもしれません。
技構成・道具は自分がそのポケモンに何をさせたいのかを固定すれば自然と一意的に定まります。で回すとまたズレが出るのでチューニングしましょう。これを無限回繰り返せば何とかなるので一番重要なのは1ループの回数を如何に少なくするかです。ループを極限まで短くしましょう。
でポケモンを考える。抜く。入れる。回す。技構成変える。回す。ポケモンを考える。抜く。入れる。3体同時に変える。回す。持ち物変える。ポケモン考える。回す。回す。抜く。入れる。ポケモン考える。…
そうすれば「どこか」に辿り着きます。目的地が分からなくても、です。
過学習
これをやると過学習が起きます。
それはそれでええやん!となるかもしれないのですがまあ。軸・コンセプトからPT作成をスタートしてるのでそもそも
軸・コンセプトを疑うという発想が消える
訳です。そもそもその軸は強いのでしょうか?勝率5割取れますか?そのPTコンセプトは現環境に刺さっているのでしょうか。基本選出に明確な「強さ」が存在するか?というパッションの話になってきます。「メタが回る」という奴です。
これはどうすれば解決するのでしょうか。引き算です。とにかく引いて引いて引いて引く。海岸線から遠ざかる訳ですね。
小さく変えて過学習。大きく変えて五歩下がる。小さく変えて過学習。大きく変えて五歩下がる…
地獄だな!ガハハ!
そう!対戦ゲームって突き詰めるとこうなっちゃうよな!という話でもあります。格ゲーでもキャラ変とかキャラ対とかあると思うし。悲しいわね。
でも聞いた所によると個人対戦ゲーはまだマシで、ス◯ラとか◯WとかだとSwitchぶん投げ・発狂台パンがかなりの頻度で行われるらしいです。野良試合?レート戦みたいな奴で。チーム戦の闇。怖すぎる…
まあそういった事をENJOYできる真の対戦ジャンキーであれば五歩下がっても良いと思います。そうでない大人・スマート信条であればどっかで決め打ちして過学習で仕上げるとよいです。それもまた特色。
マジで強い人だと一回も回さずに強い構築が「見える」奴がいます。そういう人には勝てないので諦めましょう。スペレ勢(特殊ルールを得意とする方々)(死語)が頭をよぎりますね。こわ。
「見える」様になりたいわね。
さいごに
対戦動画を摂取してると似たような場面に出くわした時にビビッ!と直感で最善手を選べるので対戦動画を見るのは大事だと思います。あと検索で自分と似た強いプレイヤーを探すのも大事な気がします。昨今の検索エンジンは優秀なので。
あとはこのPT使いたい!となった時にPTの事を後付けで調べるのも普通に有用です。どこに情報があるかが分かればそれだけで十分実際のPT運用に活用出来ます。他人の力を借りていくスタイル。
以上!
おわり