【東京女子】推しと推しが戦ったら、二人をもっと好きになったという話【角田さん!!!瑞希さん!!!】
その日私は出張先で仕事をしていた
昼食を取る間くらいしか休憩がない中で働いていたのだが、私の頭の中はその日行われるPOP選手権試合の事でいっぱいだった
(当日お世話になった皆さん、本当にごめんなさい)
酔ってそのまま寝落ちとかしたくなくて、後に行われた懇親会でもコーラと烏龍茶ばかり飲んだ
(本当にごめんなさい)
仕事、懇親会が終わりホテルの部屋に帰ってきた私は直ぐにメインを視聴した
先に仕掛けたのは王者瑞希選手の方だった
開始直後ロープに押し込みクリーンに離れる角田選手、対して押し込み返した瑞希選手は挑発的に身体を叩いて離れてみせる
そして、それに応えるように角田選手はラフな一面をいつも以上に強く見せていく
場外での攻防で優位にたつと客席に投げつける
リングに帰っても荒々しく攻め立てる
それに対する瑞希選手の反撃もまた強かった
いつもの華麗さに加え極め技やロープに角田選手の足を掛けフットスタンプを落とす等、これまで自身が受けてきた背負う者の厳しさ、追う者の辛さを角田選手に刻んでいく
東京女子プロレスを背負うという言葉通り自身が受け取ってきたものを次へと渡していくようだ
そして、私はまだ止まれないという強い想いを感じる
そう、角田選手が瑞希選手に心動かされ本気でそのベルトを獲りに来たように、瑞希選手もまた坂崎選手からバトンを受け譲れないものがあるのだ
角田選手が荒々しく攻めれば、瑞希選手は持ち前の負けん気の強さで攻め返す
一進一退の攻防が続く
瑞希選手が攻め込めば(角田さん、頑張れ)、角田選手が返せば(瑞希さん、負けるな)私の気持ちのバドミントンも行ったり来たりである
角田選手がやや押されてきた中、流れを大きく変えたのは雪崩式のヘアホイップである
追撃を避けるように丸め込みにきた瑞希選手を捕まえると紫電改を決める
…が、蓄積されたダメージでフォールに行けない
仕切り直すとリング上には両者の意地がぶつかり合った
そして、終わりの時は訪れた
フットスタンプからフォールへいく瑞希選手
フォールを返されると直ぐさまフェイスロックへ、更に中央に戻すと左手も絡め極めていく
そして、角田選手の右手はマットを叩いた
どちらにも勝ってほしい、どちらにも笑って欲しい、どちらにもおめでとうと伝えたい、そんな試合にも勝敗はつく
プロレスが勝敗を争う競技である以上仕方の無い事だ
引き上げる角田選手を呼び止め何やら言葉をかけ、抱きしめた後であっかんべーをする瑞希選手
顔を覆いもうっというような角田選手の反応
二人の関係性が見えるようで大好きな場面だ
かくして、戦前私の心を乱しまくった瑞希選手vs角田選手の試合は瑞希選手の初防衛とい形で幕を閉じた
東女らしくないと言えばらしくないタイトルマッチだったのかもしれない
でも、そこにあったのは間違いなく東女にしかない東女の景色だった
そして、それは戦前キーワードの一つともなってた【転校生組】という言葉
それぞれ生まれも育ちも違う二人が辿り着いた場所、二人がそこで見せたそこにかける想いは等しく尊いものである事
二人が東京女子プロレスになくてはならない選手である事を改めて知らしめた瞬間なんだと感じた
角田選手の全てを受け止め、このリングで受け取ってきたものを繋いだうえで、更に自身の引き出しを開いてみせた瑞希選手の懐の深さ
瑞希選手が背負い、引っ張る東京女子プロレスのこれからをまだまだ見させてください
そして、瑞希選手のこれからも応援させてください
瑞希選手に動かされた気持ちを瑞希選手にぶつけた角田選手の真っ直ぐさ
角田選手、プロレスを好きでいてくれてありがとうございます
プロレスを諦めないでいてくれてありがとうございます
まだまだこれからですよね?
プロレスとお芝居、両方持ってるからこそ広がる世界、だからこそ出せる角田選手だけの魅力と想いでそれを掴み取る日を待ってます!
これからも角田さんの歩む道を応援させてください
瑞希選手と角田選手の二人の存在、二人が見せてくれた"今という時を本気で生きる事"それは私が東女、いやプロレスを見る理由である事だと改めて認識させてもらった
そして、私は瑞希選手と角田選手がより一層大好きになった
ありがとう瑞希選手
ありがとう角田選手
お二人のプロレスに出会え、好きになって本当に良かったです
必ずまた二人を見に東女を見に行きます(*`・ω・´)
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