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〈20周年記念〉『FINAL FANTASY X』が神ゲーに至った理由を考えてみた

どーも、オハコンバンニチワ。パチ太郎です。今回は、今までプレイしたゲームで一番好きな「FINAL FANTASY X」(以下FF)の話をしようと思います。ゲームで初めて泣いたのが、FF Xでした。名作中の名作ですよね。

お話しする内容

● ゲームコンセプト
  ー 要素分解
  ー 目的
  ー 目的に付随する要素
  ー コンセプトを組み立てる
● 累計1400万本超売れた理由の考察

※あらすじについては有名作品につき説明は省略
※ネタバレ含みます

■ ゲームコンセプトについて言及

4つのSTEPに分けて説明していきます。

STEP 1 : ゲーム要素の分解、洗い出し
STEP 2 : ゲームの目的にあたる要素
STEP 3 : 目的に付随する要素
STEP 4 : コンセプトの組み立て

STEP 1 : ゲーム要素の分解、洗い出し
・シンを倒す ・主人公が本当は何者か知るための物語 ・仲間と一緒に旅をする ・主人公とプレイヤーは同じ立ち位置 ・固有技や魔法を駆使して戦闘 ・戦闘補助などのアイテムがある ・キャラ育成システム(スフィア盤) ・メインストーリーの他にイベントなど多数ある ・各キャラが魅力的
・MOVIEやBGMが素敵 
などでしょうか。他にもあったら是非コメントをお願いします。

STEP 2 : ゲームの目的にあたる要素
・シンを倒す ・主人公が本当は何者か知るための物語 

STEP 3 : 目的に付随する要素
・仲間と一緒に旅をする ・戦闘でレベルを上げる ・ストーリーを進める

STEP 4 : コンセプトの組み立て
STEP 1~3を踏まえてコンセプトを考えると、、、
『仲間と旅をして強くなりつつ、主人公が本当は何者なのかを知り、最終的にシン(父親)を倒すゲーム』
となるでしょうか。

コンセプトとはユーザーにどのような体験をしてもらいたいのかを言語化したものです。上記でどのようなゲームか抽象化できたので、次に体験について考えてみましょう。

今までの洗い出した要素などをまとめると、次のような体験が可能だと考えられます。

「主人公と同じ立ち位置で感情(喜び、ワクワク、悲しみなど)を共有し、映像や音楽を楽しみながら物語を進める」体験

今回コンセプトを考える上で、参考にさせてもらったフレームワークは、下記の記事になります。これからゲーム業界で働く人は必見かと思います。

■ 累計1400万本超売れた理由の考察

『FF X』が超神ゲーになった理由を全て説明していたら長文になってしまうため的を絞って話していこうと思います。

1.ブランドについて
2.技術について
3.物語について

1.ブランドについて
発売元 : SQUARE ENIX

FFシリーズを手掛けているゲームメーカーで安定して面白いゲームをリリースしているため、ユーザー達は次回作も面白いはずだと思い、購入します。
なぜこのようにハマってしまうのか、その説明は今後記事にしていくのでお待ちください。(さわりだけ話すと、SNSをやめられない理由と近いです)

今回も前作の『FF Ⅺ』が名作だったため、「次回作の『FF X』も最高に面白いに違いない!」と思い、ゲームを購入してプレイしたいと思います。これにより、シリーズを重ねるごとにユーザー数は増えていき、販売本数が現状のボリュームになったと考えられます。

2.技術について
皆さんも1度プレイしたことがあるならわかるかもしれませんが、映像技術が他社と比べて飛びぬけて凄いです。『FF X』が発売されたのが当時2001年でしたが、下の画像を見てわかる通り、PS2のクオリティではないですよね(笑)これをPS2でできる企業が他にどれだけあるのでしょうか、、、

画像1

映像だけではなく音楽、BGMも素晴らしいですよね。特に「To Zanarkand」は最高の曲でした。FFシリーズの作曲を担当しておられる「植松伸夫」さんの作る音楽はFFの世界観にぴったりで、これしかない!と言えますね。

3.物語について
シナリオライターを務めたのは『キングダムハーツ』などを手掛けている「野島一成」さんです。他のゲームなら1番面白いと感じる所は”戦闘”だと答える方が大半だと思いますが、本作は誰もがストーリーだと答えるでしょう。それだけ人を引き込む内容になっていました。その理由は2つあると考えています。

1つ目が、主人公と同じ立ち位置でゲームが始まり、主人公と同じ感情を抱きながら物語が進行していくことです。これにより、プレイヤーはより深く感情移入しながらゲームを進めていくことができ、感動が大きくなります。2つ目が、常に目的を意識させていることです。RPGでは、メインストーリーを逸れてサブストーリーやイベントをこなし始めて目的を忘れてしまうことがありますが、本作では何もしていても目的である「シンを倒す」ことを意識させられます。これにより、目的が明確化され、プレイヤーはストレスを感じることなくプレイすることができます。

これら2つの要因は『キングダムハーツ』にも当てはめることができます。ストーリーの秀逸さにも驚かされますが、こうした工夫がきちんとされているところにも凄さを感じました。

■ まとめ

いかがだったでしょうか。まだまだ語り足りないくらい『FF X』には魅力があります。映画作品でも同じことが言えるのですが、「良作」と呼ばれるものは、必ずストーリーと音楽の両方が最高です。片方だけでは「良作」にはならないと個人的には感じています。例えば、映画『インセプション』は世界的に有名な作品で、これはストーリーと音楽の両方が最高でした。テーマソングは「Time」です。←1日1回は聴いてます。

今後ゲームを制作していくにあたって、ストーリー(内容)と音楽(BGM)の両方をしっかりと意識していきたいですね。

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