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話を聞く相手を上手に選べ

先日ミニ・ワークショップを行ったところ、参加してくれた多くの方から感想やコメントをいただきました。嬉しい!

いただいた質問への回答をこちらにも書いておこうと思います。

ありがとうございました。ソーシャルビジネスを進路の一つとして考えていきたいと思いました。
話は飛んでしまいますが、パチさんのnoteやwork millでの連載記事にたどり着きました。そこで質問があります。
「人の話は話半分で聞け」「若いうちは、自身の武器を失わないよう、話を聞く相手を上手に選べ」の言葉が目に止まりました。分かるようで、でもまだ全部を捉え切れていないような気もします。より具体的に教えていただけますか?
そして普段も講演会をされているのなら、告知をしているサイトなどがあれば教えてください。

竹山さん、感想と質問ありがとうございます。とっても嬉しいです! WORK MILLやnoteの記事も読んでいただけたんですね。

「人の話は話半分で聞け」「若いうちは、自身の武器を失わないよう、話を聞く相手を上手に選べ」
——これ、あまりこれまでに耳にしたことがないタイプのアドバイスなのではないでしょうか?
おれはいろんな人から相談を受けたり、アドバイスを求められることが多い方だと思うのですが、人により、おれの言葉の受け取り方がすごく違うことによく驚かされます(人は誰しも皆それぞれ違うのだから、当たり前のことなんですけどね)。
とは言うものの、傾向として、大学生や高校生は相手の言葉を「正解」や「お手本」として受け止めて、自分のアイデアや考えをそれに合わせて変えてしまう人が多い気がします(竹山さんはそんなことないかもしれないけれど)。

「人の話は話半分で聞け」というのは、そういう傾向のある若者に特に強く言いたい言葉で、先生や年長者の言っていることは必ずしも正しいわけではないし、時と場合によってはその人の単なる思い込みや勘違いということも少なくありません。
どうしても「狭い世界(コミュニティーや付き合い)」だけで暮らしていると、同じような考え方や行動をする人たちに囲まれがちで、そこでコミュニケーションを重ねてばかりいると、本人も気が付かないうちに「一つの考え方やその世界における常識」に頭が凝り固まってしまってる…なんてこともあるんでしょうね。
そういう意味では、特に、同じ会社や業界だけで長く仕事している人にそういう人が多いのかもしれませんね。


今の話で、もう一つの「若いうちは、自身の武器を失わないよう、話を聞く相手を上手に選べ」についても、大体なにを言おうとしているか想像がつくかもしれませんね。
言いたいことは、主にさっき書いた「狭い世界だけで生きている人」や「頭が凝り固まってしまっている人」の話を間に受けすぎないようにってことなんだけど、もう一つ、追加で言っておきたいことがあって。

それは多くの人が、アドバイスを与える機会があると、話しているうちに「自分の意見や考え」を理解してもらいたくてついつい押し付けがましくなってしまいがちということ。
「うんうん」と相槌をもらって話しているうちに、気がつけば相談やアドバイスを求めている相手のためじゃなくて、「単に自分の主張を気持ちよく話しているだけ」になってしまう人も少なくない。それでそういう人の多くが、なぜか「ダメ出し」してくるんだよね。
「そうじゃなくて、こうすべきだ!」
「違う。こっちの方が全然いいに決まっているじゃないか。」
…みたいな。

こういう「押し付けがましさ」を感じ取れるよう、相手を少し疑ってかかることは忘れないで欲しいし、話を聞いていてなんだかしっくりこないときは、少し冷静に相手を観察してみて欲しい。
「この人は私のために喋っているのだろうか。それとも自分自身のためにしゃべっているのだろうか?」と。

こんな感じのことが伝えたくて、あんな風に書いていました。伝わったかな?
普段は講演などはやっていません。ときどき、お声かけいただいたときだけ。
でも、いろんなところでいろんな人と雑談をしているので、竹山さんもよかったら声をかけてください。2人で、あるいは友だちも誘ってもらって、一緒に雑談しましょうよ!
X(Twitter)でもFacebookでもLinkedInでもなんでもいいので、声かけてください。


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