『キングダム 』で学ぶ最強のコミュニケーション力/馬場啓介を要約してみた。
◉はじめに
・コミュニケーション力の高い人とは...「あの人に会いたい」「それでもあの人を信頼したい」「あの人のために頑張りたい」と思われる人。
・そのために必要なことは、①人を上/下、好き/嫌いで区別しない②良い/悪い、正しい/正しくないで物事をすぐにジャッジしない③感情のコントロールが巧みで、言葉に安定感があること
・現代は紀元前3世紀の春秋戦国時代に匹敵する、先行きの見えない乱世の中に生きている。
・コミュニケーション力は、先行き不透明で不安な時代を強く、賢くサバイバルしていくカギとなる。
・正解が見えない時代に大切なことは、自分で深く考え、自分の「正解」を見つけ出し、挑戦し、より早く行動を繰り出す力である。
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◉1章...主人公・信から学ぶコミュニケーションの視点
・人生は応援された者勝ち
・応援される人...①未来志向②常に正直③どんな場面でも自分と仲間を信じる
・主人公・信は自己紹介の時に必ず「天下の大将軍になる男だ」と言う。
・これは未来の自分の道筋を簡潔に示している。
・素直にわかりやすく自分の未来を語れば、それに耳を傾け、関心を持ってくれる人に巡り合うチャンスが増える。
・これが信念となる。
・信念(主人公・信では強くて格好良い天下の大将軍)を実現させるために動くことで、時にはそれを不快に思う人や、自分に不利益を被ることなどのマイナス面をわかった上でも、覚悟を決めて信念を貫くこと。
・その姿勢で結果を出せば、周りに共感する人も増え、応援されるようになる。
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◉2章...高い自己認識力がもたらす、ワンランク上のコミュニケーション
・自己認識力...自分を客観的に観る能力で、これが高まると視点の数が増えて、圧倒的なパフォーマンスが出せる。
・キングダムでの自己認識力例...人の強さの定義→敵を倒すだけの武力だけでなく、大将軍を支え続けるという「強さ」の視点の幅広さ。
・騰(とう)...キングダムで最大の自己認識力を持っている、王騎大将軍の副官(究極のNo2)
・トップの言葉をジャッジをせずに話しを聞く。
・トップ(ここでは王騎大将軍)の言葉は自問自答であり、それを察知している。
・これはただのイエスマンではなく、トップの信念を理解しているからこそ出来ることである。(2流のNo2は意見を言う)
・これを出来るようになるためには、コミュニケーションを取る人と「横並び」の位置にいる必要がある。
・相対して見つめ合うより横に並び、同じ景色(未来)を見る方が、人間関係が深まる。
・魅力的な人は誰かのNo2になる
・No1をジャッジすることなく、同じ景色(未来)を見ながら一体化し、No1を孤独にさせない力がある。
・No2の経験無しに、良きNo1にはなれない。
◉3章...『キングダム 』に秘められた「究極の視点」
・敬意の視点
・相手への気遣いが高まると、さらに相手が大事にしている人やものにも「想い」が及ぶ...敬意
・敬意は「尊敬」や「感謝」していなくても持てる。
・例)部下が作成した資料がひどい内容であった。
・まずは良い点を探して、そこを褒めて認める
・その後、「ひどい内容」の箇所を、「もっと掘り下げるとさらに要点が分かりやすくなるよ」と改善点としてアドバイスする。
・アドバイス→導くヒントと言う姿勢で伝える。
・部下は自ら考えて改善するように行動する。
・これは部下に対する敬意である。
・人が心を動かすのは、自分が大切にしてきた人や物事に敬意を払う視点を受け取ったときである。
・「視点の数」そのものが多い人こそ、「敬意の視点」を自然と発揮できる人であり高いコミュニケーション力を持つ。
・人に「優劣」は無いが持っている「視点の数」には差がある。
・「視点の数」が増えるほどコミュニケーション力が向上し、「強さ」と「魅力」が増していく。
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◉4章...「想定外の視点」と「最強のコミュニケーション」
・予想外、想定外の出来事は心を惑わせる。
・それを対処するには、多角的視点を持ち、コミュニケーション力が高まらないと「想定外」の視点は獲得出来ない。
・「想定外」の視点の持ち方とは...
・誰よりも相手を深く観る。
・相手からそれをされると一番な感情(嬉しい、怖い等)を見極め、即座に実行に移す。
・これは相手に対する想像力が働かないと読めない。
・相手を褒めるとき、次のどれを選ぶか?
・①その人が褒めて欲しいと思っているところを褒める(下)
・②その人がコンプレックスに感じているところを褒める。(中)
・③その人が褒められたことがないところを褒める。(上)
・③の褒め方は「想定外の視点」が含まれている。
・相手からしたら、「未知なる可能性」に気づかされた→心を開きたくなる。...「想定外の視点」を持っていて出来る。
・最強の質問...相手の脳に質の高い問いを残すことで、相手の意識を変え、新たな行動を生み出すサポートをする。
・例)「次回もっと良い結果を出すためには、何をやめれば良いと思いますか?」
・例)「今以上にお客様に喜んでもらえるよう、次は誰を巻き込もうか?」
・大事な点は、未来を問うことである。
・過去の反省点を探すのでは無く、進化した未来をイメージ出来るような質問を投げると、明るい未来に思考を飛ばすようになる。
・自問自答し、「無意識」を「意識化」していくことで「自己認識力」を高め、世界を広げることができる。
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◉まとめ
・自己認識力を高める→視点の数が増える→自分が周りに与えている影響がわかる→与えられている影響もわかる→周囲で関わる人への感謝や優しさが生まれる→周囲の人がそれに気づく→応援される人になる→人としての「強さ」を得る。
・「強さ」...「偉くなる」「偉大な人」ではない。
・応援してくれる人への「敬意」を抱きながら、その大事な人を守り続けるための「強さ」
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「最強のコミュニケーション」
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