【ゲラを読んでくださる書店員さん大募集!】 11月20日発売予定 イ・ソス『ヘルプ・ミー・シスター』/アストラハウス
本の情報
ジャンル:韓国文学/長編
著者:イ・ソス(初邦訳)
訳者:古川綾子
取次搬入予定:11月19日
定価:2,200円+税
四六判 並製 全356ページ
ISBN978-4-908184-53-6
装画:森優
装丁:鳴田小夜子(KOGUMA Office)
どんなお話?
プラットフォーム労働、ギグワーク……。仕事用のアプリをインストールしたスマホが一日中手放せない。ソウルの古くて狭いマンションに六人で暮らす家族の、「お仕事」をテーマにした群像劇。韓国では「ハイパーリアリズム小説」として話題沸騰! お隣の国で起きていることは、世界で起きていること。誰もが人ごとじゃない、共感必至の1冊です。
主な登場人物をチョイ見せ
主人公のスギョンは30代。訳あって失業中。同居の家族は「個人投資家」(?)の夫と、詐欺で全財産を失ったスギョンの父と母、さらに失踪した夫の兄が残した二人の甥っ子(高校生と小学生)。六人家族で、金を稼いでくる大人が一人もいないだなんて……!
著者のイ・ソスさんについて
1983年ソウル特別市生まれ。檀國大学校法学科卒業。2014年「古着、ヴィンテージあるいはリリーフ」で東亜日報新春文芸に当選しデビュー。長編小説『あなたの4分33秒』で第6回黄山伐青年文学賞を、2021年「ミジョの時代」で第22回李孝石文学賞、2023年には「若きグンヒの行進」で第14回若い作家賞を受賞した。 主著にプラットホーム労働をテーマにした本書『ヘルプ・ミー・シスター』、3組の母と娘に関する小説とエッセイが収められた『母を寺に捨てに』、過去の受賞作を含む最新短編集『若きグンヒの行進』など。本作が初邦訳です。
翻訳の古川綾子さんは、今話題の……!
翻訳は、神田外語大学講師、NHKラジオステップアップハングル講座2021年7–9月期『K文学の散歩道』講師を務めたことなどでも知られる翻訳家、古川綾子さん。韓国文芸全般への深い造詣と魅力的な小説の翻訳で書店員さんにはつとに有名な韓国文学翻訳の第一人者ですが、特に、ノーベル文学賞受賞のハン・ガンさんの『そっと 静かに』(クオン)も手がけていらしたことから、この秋、まさに「時の人」となりました。
ゲラ読みご希望の書店員様は
アストラハウスのX公式アカウントにDMをいただくか、直接編集担当(わだ)のメールアドレス(chiharu.wada@astrahouse.co.jp)にご連絡ください。
「ヘルプ・ミー・シスター ゲラ読み希望」とお書きの上、下記の情報をおしらせください。
書店名/店舗名
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メッセージ(あれば)
※なお、今回のゲラ読み公募は、対象を書店員さんに限定させていただきますので、一般の読者の方は申し訳ありませんが、どうか発売を楽しみにお待ちいただくようお願いいたします。
K-BOOKフェスティバルに参加します!
アストラハウスは今年11月23日、24日に神保町で開催されるK-BOOK フェスティバル2024に参加します。好評の韓国文学は新刊『ヘルプ・ミー・シスター』のほかに、キム・スム『Lの運動靴』、イ・コンニム『殺したい子』、イ・チャンドン『鹿川は糞に塗れて』、シン・ギョンスク(申京淑)『父のところに行ってきた』と総勢5タイトル。いずれも個性的で読み応えのある大変好評な物語。フェスと同時開催のK-BOOKフェアにご参加の書店様は、これらのタイトルも合わせてよろしくお願いいたします。
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