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コロナも私の日常3-59

59日目 2月16日(火)

軽快なアラームで目覚める朝。スマホが丸ごと新しくなったので、目覚ましの音も新しくしてみる。

携帯が変わってデータも丸ごとなくなったら、なんていうか、古いものがまとめて浄化されたような感じがして、むしろスッキリしている自分もいる。きっといらない情報ばかり溜め込んでいたのだなと思う。普段必要だと思って取っておいているものでも、いざなくなってみると案外別にいらなかったなと思うものってわりとある。今、まさにそういう感じ。でも基本的にこの情報化社会を信用していない私は、私の消えたと思っているデータも、もしかしたらそういう集積所に集められて、データを復元されて、悪用されているかもしれないなどと思ったりする。世界は、思ったよりSFかもしれない。なんてね。

久々にチャリを漕いでインターンへと向かう。朝からチャリかあ疲れるなとちょっと思いつつ、乗ってみると案外気持ちいい。人生ってそんなことばかりだね。無事にインターンを終えて、彼女と電話しながら爆速で帰宅。お腹が空きすぎたのに時間がない。でも諦めきれなくてマックに寄って照り焼きチキンバーガーのセットを買う。安くて美味いものほど健康に悪いんだよ、知ってるよ。でも、残念ながら人も世の中もそういう風にできている。欲に打ち勝てる人間になりたい。

そうしてzoom越しにボランティアの卒業式を受ける。なかなかシュールで面白い。私が3年くらい打ち込んだボランティアだったけれど、今思えばもっと色々なことをしておけばよかったな、なんてことを思う。もっと勉強すればよかったし、もっといろんなサークルに入って色んな学部学科の人と交流を持ちたかったし、もっと色んなバイトをしておけばよかったし、留学やらインターンやら旅行なんかももっともっとしてみたかった。自分なりに色んなことに取り組んでいたつもりではあったけれど、今考えると、もうちょっとやれたなと思う。一つのことを長く続けるのは凄いことだし、自分でも珍しいことなので誇れることだ。でもその分、何か新しいことをするチャンスを逃してしまったのかとも思えて、ちょっぴり悲しくなる。それでも、この場でこういうかけがえのない経験が出来たことは本当に嬉しくて、貴重で、大切な思い出です。

そんな感じで無事に終える17時。なかなか長かった。急遽同期会に呼ばれて、まあ最後かもしれないしと渋々シブヤに足を運ぶ19時前。相変わらず混んでいて腹が立つぜ。ちょっとだけ会に参加して酒を嗜んで、店の閉店と共に私はさよならする20時過ぎ。健全だ。飲食店はこれからも20時までで大丈夫です。大学生は特に。

帰宅して、『僕は君たちに武器を配りたい』という瀧本哲史さんの本を読む。エッセンシャル版なので中身が濃くて面白い。資本主義社会を生き抜くためにどのような人材を目指していけばいいかがわかりやすく書いてある。モノも人もコモディティ化(一般化)していく中で、いかにして生き抜くか。私は完全にすでにありふれたコモディティであるけれど、投資家的な思考でこれからは生きていきたいなと思える本だった。投資についてもっと学びたい。

バイト終わりの彼女と電話して、今ハマっているパイプを繋げるゲームをiPadでやって、気がつけば寝ている。お風呂に入ってようやく眠りにつける夜中。

ああ。今日は、気持ちの良い快晴だった。

おやすみ。

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