私のサブパーソナリティを紹介しようとしたら、愛と怖れに気付いてしまった
THE COACH Academyの応用Aコースの復習をしていたら、自分のサブパーソナリティについて整理してみたくなったので書きます!
始めはサブパーソナリティを7人程紹介したいだけだったのに、書いているうちにどんどん増えていき、最後には愛と怖れにも気付いてしまった話です。
サブパーソナリティとは、自分の中にいる副人格のこと。
1人の中に5000人いるとも言われているそう。
私はサブパーソナリティの概念を知ったことで、とても生きやすくなった。
今日はそんな私のサブパーソナリティたちを紹介したい。
レギュラー
まずは頻出のサブパーソナリティたち。
💻真面目なエンジニア
【見た目・イメージ】
30代の男性ウェブエンジニア。
細身で、黒髪、細いメガネ、紺のシャツ。
逃げ恥の平匡さんみたいなイメージ。
口数は少ないが、内なる情熱を持っている。
【大切にしていること】
努力、成長、ストイックさ、計画、目標
【よく言うセリフ】
「努力こそが正義!」「やれば出来る!」
【登場頻度】★★★★★
大学受験以来、私のメイン人格となっていたキャラクター。
コーチングを学ぶまで、完全に意識を乗っ取られていた。
遊んだり休んだりすることを極端に怖れていて、もっとやれと責めてくる。
しかし、大きな目標に向かうときには、強力な応援者となる。
🌟元気な女子高生
【見た目・イメージ】
高校2年生の女の子。髪は短め、スカートも短め。
運動部かつ文化祭実行委員。活発でノリが良い。
【特徴】
好奇心旺盛。バイタリティに溢れている。
【よく言うセリフ】
「楽しそう!」「やりたい!」「なんとかなる!」
【登場頻度】★★★☆☆
高校生のときはよく登場していたが、大学受験をきっかけにどこかに閉じ込められてしまった。今も閉じ込められたままだが、それでも抑えきれないエネルギーがずっと溢れ出ている。
コーチングを学ぶことを一番楽しんでいるのはこの子なので、早く完全に解放したい。
🍀ピュアな子供
【見た目・イメージ】
3歳の男の子。水色の幼稚園服を着ている。
【特徴】
大人しくて、いつも母親の後ろに隠れている。
公園に出かけても一人で遊ぶことが多いが、本当は周りのみんなと友達になりたいと思っている。
【よく言うセリフ】
(一緒に遊びたいな・・・)
【登場頻度】★★★☆☆
私は「いつもニコニコしているから話しやすい」と言ってもらえることが多いが、それはこの子のおかげ。
人と繋がることを願っていて、コーチングセッションでクライアントの本音に気付いたときや、「自分には仲間がいる」と気付いたときに、喜びや幸せを感じる。
本「ザ・メンタルモデル」に出てくる「源」(自分の根底にあるもの)に一番近いキャラクターだと思うので、もっと活躍させたい。
🐈よく眠る猫
【見た目・イメージ】
縁側の座布団で丸まっている三毛猫。
【特徴】
基本的に寝ている。
たまにチラっと目を開けてこちらを見ることもあるが、すぐに眠る。
【よく言うセリフ】
(・・・スヤァ)
【登場頻度】★★★★☆
私が朝起きられないのは君のせい。
私が体力回復できるのは君のおかげ。
準レギュラー
存在に気付いたことで力が弱まったり、最近発見してまだ登場頻度の少ないパーソナリティ。
🍳昭和の専業主婦
【見た目・イメージ】
短いパーマに割烹着の50〜60代女性。
ちびまる子ちゃんのお母さんみたいなイメージ。
【特徴】
料理や掃除をサボると怒る。
贅沢やお金で解決することは良くないことだと思っている。
母親としての使命を生きている。
【よく言うセリフ】
「ちゃんとしなさい」「もったいないわよ」
【願い】
家族の健康、幸せ。生活の自立。
経済的安定。
【登場頻度】★★☆☆☆
コーチングを学ぶ前はよく登場し、怒られていた。
願いに気付いてから、登場頻度がちょうど良くなった。
💅平成のOL
【見た目・イメージ】
ロングヘアにピンクのワンピース。
メイクとネイルとマツエクは欠かせない。
【特徴】
女子力の権化みたいな存在。
【よく言うセリフ】
「かわいい〜」
【登場頻度】★☆☆☆☆
私の気分を上げてくれる存在。
令和になって登場頻度が減った。
💥負けず嫌いの子供
【見た目・イメージ】
小学1年生の女の子。
トレーナーにキュロットスカートを着て、走り回っている。気が強い。
【特徴】
他人に負けたくないし、何よりも自分に負けたくない。
出来るようになるまで、泣きながらでもやる。影の努力家。
【よく言うセリフ】
「自分でやる!」「できるもん!」
【登場頻度】★★☆☆☆
最近存在を思い出したパーソナリティ。
出来ない自分を認めたくないので、一度やると決めたら絶対にやり切る。そして成長する。
人を頼れない(頼りたくない)ので、ピンチにも陥りやすい。
候補生
まだハッキリとイメージ出来ていないけど、存在を感じるパーソナリティたち。
📚マイペースな研究者
物事を深く丁寧に学ぶことが楽しい人。
🤲こだわりの職人
自分の好きなことは、とことんこだわりたい人。
生産性や成果には一切興味がなく、自分が納得いく完成度になるまで、ものを作り続ける。
📈冷血ビジネスマン
職人と正反対の人。大事なことは数字や成果。
「それって意味あるんですか?」「効率悪くない?」
💎完璧主義者さん
完璧でないと許せない。
職人と近いけどちょっと違う、厳しいイメージ。
🎓エリート大学生
自分に自信があり、褒めてもらえないと拗ねる。
本当は自信がないからこその承認欲求。
💙繊細なマネージャー
優しい中間管理職。人の役に立てるのが嬉しい。
役に立っていないと感じると、悲しくなる。
✍陽気な分析者
物事を整えたり、可視化するのが好き。
🍃自由な子供
さっきまでお人形遊びをしていたと思ったら、散らかしたまま、お絵かきをしている。
気持ちが冷めたことは、やりたくない。
🦥ぐうたらさん
締切直前まで何もやらない。
ずっとスマホを見て、ダラダラしている。
🌀心配性さん
玄関の鍵を閉めたか、何度も確認するタイプ。
先が見えないことは不安。
👓控えめな優等生
ルールをきちんと守る人。
自分は守るけど、人に注意はできない。
✨しっかり者の長女
自分が怒っているときでも、周りにもっと怒っている人がいたら、なだめにいく。
自分のことより、周りの人のことが気になる。
「私がなんとかしなきゃ!」
🎯ストレートさん
言われたことを、そのまま鵜呑みにしてしまう人。
⚒️小さな開拓者
自分という世界の中で、新しい体験をしたい人。
行ったことのないお店や場所に行くのが好き。
思ったよりたくさん出てきた
このnoteを書くために日頃から意識をしてみたら、予想以上にたくさんのサブパーソナリティが見つかった。
改めて眺めると、キャラの偏りを感じる。真面目で頑固なキャラ多くない…?
でも、全部ひっくるめて、いかにも「私」って感じだ。
分類してみる
書き出しながら気付いたのは、
静/動のエネルギー
右脳派/左脳派(感覚 or 思考)
内向き/外向き(自分 or 他者)
のパーソナリティがいるということ。
その視点で表にしてみるとこんな感じ。
私は「左脳派」の人間だと思っていたけど、実は「右脳派」キャラが多かった。現実での登場頻度は「左脳派」キャラの方が多いのかもしれない。
一覧してみると、内向的なキャラが多いことにも気付く。
愛と怖れに気付いてしまった
そして一番大きな気付きだったのが、
右脳派の原動力は「自己愛」
左脳派の原動力は「怖れ」
なのではないかということ。
右脳派のパーソナリティたちは「自分がやりたいから!」という純粋な気持ち(自己愛)で行動しているのに対して、左脳派のパーソナリティたちは「社会で生存したい」「嫌われたくない」という不安・怖れから行動している気がする。
右脳派キャラをもっと活躍させられたら、私自身がもっと喜びや幸せを感じられそうだ。
(詳しくはザ・メンタルモデル ワークブック 11章をどうぞ!)
適材適所
だからと言って左脳派キャラが悪者というわけではない。「右脳/左脳」や「静/動」が「良い/悪い」ということではなくて、それぞれに役割があるんだと思う。
「静」で「左脳派」の「心配性さん」は、一見すると私の行動に制限をかけてくる邪魔な人なのだけど、そのおかげで私はリスクを避けられる。私を守ってくれているパーソナリティなのだ。
サブパーソナリティたちはそれぞれ、守り(回復・防御)と攻め(進化・攻撃)の役割として活躍してくれていそうだと気付いた。
こうしてみると、すべてのサブパーソナリティが大切に思えてくる。
見つけたいサブパーソナリティ
これからは、今はいないキャラも欲しいな〜とも思ってしまう。
今は真面目系や内向的なキャラが多いので、反対のキャラも欲しい。
サブパーソナリティは5000人いるらしいので、きっと私のどこかにもいるんじゃないかな。
例えばこんな感じ。
その小さな欠片は、既に私の中にある気がする。
【自由系】旅人、創造者、アイデアマン
【まったり系】穏やかなおじいちゃん、貴婦人、天然少女
【頼り頼られ系】ボス、姉御、甘え上手な弟
【爽やか系】好青年、マラソン選手、感謝の人
さいごに
サブパーソナリティは、どのパーソナリティも居て良く、「良い悪いはない」という考え方なのがとても好きだ。
サブパーソナリティという概念を通して自分を観ることで、感情に飲み込まれることなく、「自分がどうしたいか」を選択できる。
ただ、このnoteを書きながら、最近はメインサブパーソナリティの「真面目なエンジニア」に何でもかんでも責任を押し付けてしまっていたことにも気付いた。
「このサブパーソナリティがいるから、私は出来ない!」と思い込んでいた。
決めつけ、可能性を狭めてしまうのは良くない。
サブパーソナリティはあくまで捉え方の一つとして、用法用量を守って、これからも仲良く暮らしていきたい。
思いの外、大作になってしまったこのnoteは、「✍陽気な分析者」「🤲こだわりの職人」「💎完璧主義者さん」の力を借りて完成しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!