ルービック
日記の週版。有益な情報は何一つないです。(2022年に終了)
会話劇多め。コントみたいなものだと思っていただいて。
AさんとBさんとCさんの会話。全6話
僕と男の少しおかしな日常
映画「TRAP」を観に行った。 M・ナイト・シャマラン監督の最新作。昔の傑作「シックス・センス」で有名で、最近で言うと「OLD オールド」が話題となった監督だ。 とはいえ、スピルバーグやMARVELシリーズと比べると、海外映画でも少しコアな層が知っている監督だと思う。 公開された次の日に観に行った。私は映画好きだ。 個人的に、公開されてから1週間以内に観に行く人って、結構映画好きだと思う。公開前から話題になってたり、初日で評判が高く、映画マニアのXが湧いているなら話は別かも
「自分の本棚を見られるのは、肛門を見られるより恥ずかしい」 僕が敬愛する、お笑いコンビ、オードリーの若林正恭氏が以前(つってもだいぶ昔だが)テレビでこんな言葉を言っていた。 読書に傾倒するまでは、この言葉の真意が理解できていなかった。 読了本が増えていくにつれ、だんだんと意味が分かってきた。 小説以外の本に手を出し始めると、途端にこの言葉に親近感を覚えるようになった。 そんな中で、最近あった、本にまつわる話を書く。 この前、会社主催の飲み会があった。 普通の居酒屋ではな
今日の話をしよう。 今日は、最近の自分、ひいては生まれてから今までの自分を象徴したような日だった。 昨年度、大学の研究室が一緒で、それをきっかけに仲良くなった友人Aがいる。 今日は彼ともう一人(B)の三人で飲みに行った。ちなみにBは、一回生の頃から付き合いがある友人だ。 Bは一留しており、四回生である。そして今年度から、私が昨年度所属していた研究室に配属されることとなった。 久しぶりにA,Bと会う。 半年しか経っていないから、身なりが大きく変わることはなかったが、前より
生配信を生きがいにしている私にとって、チャットの投稿は命と同じくらい大切だ。配信画面に流れる文字の内容によって、配信者の調子も変わってくる。だから、面白い発言をしたときは、「www」と打ち、エンターキーを押す。「草」でもいい。「笑笑」でもいい。とにかく、その言葉によって視聴者がどう感じたか。どう思ったのかを素直にキーボードに移す作業。意味が分からないときは「?」を打つ。視聴者を煽るような発言には「は?」。大声を出したときは「うるさ」。とにかく、私が感じたことを、そのまま文字に
先輩「えっと、今日から新しく来た人たち?」 柳楽、山崎、中島「「「はい、よろしくおねがいします」」」 先輩「うん、よろしくね。実は、三人よりちょっとだけ早くこの職場に来た人がいるんだよ」 峰田「峰田です」 先輩「みねた君は」 峰田「みねだです」 先輩「ごめんごめん。峰田君は三人と同期っていう扱いになるから、よろしく頼むね」 峰田「あ、そうなんですか」 先輩「何言ってんの。みねた君だって先週来たばっかりなんだから」 峰田「みねだです」 先輩「あ、そっかごめん。いや友達に同じ字で
二日目。 仕事が終わり、一度ホテルに戻る。 この日は室内でゆっくり過ごそうと思っていたが、ビジネスホテルは居心地が悪すぎた。室内が臭い。喫煙室を取ったせいだが、禁煙室だとそれはそれで、室内で煙草を吸えないことに居心地の悪さを感じていただろう。着替えて、駅へ向かった。 東京駅で降りる。ホームを出ると、今まで見たことのない景色が広がっていた。 綺麗すぎる高層ビルが立ち並ぶ。どのビルも、もしかしたら大阪や神戸を探せば、ひとつくらいは似たようなものが見つかる。しかし、どの方角を見ても
出張で東京に5日間滞在した。 初めての東京を仕事のついでに済ますのは良い気がしないが、仕事でもない限り東京に行く機会なんてない。私のフットワークはそれくらいの狭さでやらせてもらっている。 仕事で行くので、観光に使える時間は日が沈み始めた頃。行きたかった美術館や展望台は既に閉まってしまい、夜の東京しか楽しめない。少し残念な気持ちも抱えていたが、結果的に、初めての東京は外だけで十分に楽しめた。あと二回くらいは外だけで楽しめると思う。 一日目は、長距離移動with大きな荷物と仕
新社会人から2か月弱経ったこのタイミングで引っ越しが敢行された。 職場の上司や同期、友達に告げると、「一人暮らし(になるの)?」と聞かれる。人によっては、その質問をすることなく、一人暮らしをする前提で話を進められそうにもなる。 「いや、実家を引っ越す」この言葉を私はこの数週間で何度言っただろうか。 売れ始め、俗に言うテレビ一周目のアイドルが毎度発する自己紹介の回数を上回るんじゃないか。今や、そういう定番の自己紹介がテレビに放送される時間なんてなかなかない。そんな贅沢に尺を使わ
金銭面に余裕がないけど、単純なバイトに抵抗がある大学生に贈ります。 朝刊配達とは いわゆる新聞配達のこと。 だいたい朝3時から活動を開始し、平均2時間ほどの配達をするアルバイト。 原付で移動し、指定されたコース(団地、住宅街、またはその両方)に朝刊を配達する。 ここからは実体験をもとに、朝刊配達のメリット、デメリットを列挙していきます。 朝刊配達のメリットメリット① 給料が良い まず、私が働いていた配達所では、時給ではなく日給換算でした。 二時間で割ると、まぁそこら
三月に入り、色々なイベントがあった。 卒業研究の発表会があったり、卒業式があったり、卒業旅行に行ったり。起こったイベントのほぼすべてに「学生生活最後の」や「卒業」という枕詞がついていた。こうも学生生活の終わりを示唆されると、それまでは社会人生活が学生生活の延長線上にあると思っていた私の考えも半ば洗脳されていき、3月と4月の間に大きな区切りが見えるようになってきた。 つい最近まで、「新社会人への意気込みは?」や「今後の人生の展望は?」などといった未来への質問には「なにもわから
浪人・留年せず大学生活を送ってきたのであれば、私と同い年の人間はもうすぐ卒業し、新社会人として生活するか、フリーターとして自分の夢に向かって、もしくはその夢を探すために生活を送る。 素晴らしいことに、私と親交が深い人物は全員、この四月から全員学生を終える。 人と比べると私の友人数は少ないが、中には高卒で会社員の者や、高卒後会社員を経てフリーターになった者、など様々な経歴の人がいる。 我々大学生は、そんな彼らと、やっと肩を並べて社会と向き合うことができる。 中でも、最低数か
日常会話では、「他愛もない会話」が多くの割合を占める。 天気の話、最近のネットニュース、最近観た面白い映画、etc. 上記はある程度全員が切り出せる話題だ。他の例を挙げればキリがないし、私が挙げられる例にも限界がある。人が変わり、関係性や距離感が変われば、内容も大きく変わる。それが会話というものだ。私はそう認識している。 大学の友人に、面白い奴がいる。 ただ、ここの「面白い」には、「可笑しい」という意味が多く含まれている。まあ、変な奴、ということだ。 この「変な奴」という定
年の初めは、何か目標を掲げがち。 そして年の終わりに振り返ってみて、「そういえばそんな目標掲げてたわ、結局全然かなわなかったけど」ってなりがち。 振り返ると2021年から、毎年1月に何かを思い立っていた。 2021年は「映画を100本観る」という目標を立てた。大丈夫、週に平均2本観るだけでいいのだから。しかしこれは叶わなかった。その年は結局、30本くらいしか観てなかったと記憶している。 2022年は「毎日1枚アルバムを聴く」。昨年と違い毎日ノルマがあるため、難易度は高く
1.今 B「Cさん...そうだったの?」 A「お前は罪な女だよ。俺とCが好きになる位だから、もしかしたらそれ以上に好かれてるんだろうな」 B「なんか、申し訳ないな。私も、もうCさんと会えないの?」 A「おそらくそうだろうな。会えて、あと一回だ」 B「え、どういうこと?」 2.一週間前 C「なんだよ、お前のけじめって」 A「二年前。Cが俺のことを好きだって、お前が教えてくれた日のことだよ」 C「なんだか懐かしいな。まだお前に、別の彼女がいたときのことか」 A「あの日に借りた一
1.九か月前 C「聞いたよ。Bから」 A「ああ、そう。付き合ったんだよ」 C「やっぱ両想いだったんだな。よかったよかった」 A「そういえば、聞きたいことがあるんだ」 C「何?プレゼントの相談か?」 A「残念ながらそういうんじゃない。俺の元カノの話だ」 C「ああ、それか」 A「なんであんな嘘ついたんだ?」 C「嘘?」 A「俺の彼女、ラブホテルなんて行ったことないって言ってたんだよ」 C「でも、浮気はしてたんだろ?」 A「それもちょっと違う。俺、『他に好きな人ができた』って言って
1.四年前 A「そういえば、お前の彼女って」 C「地方大、受かったらしい」 A「ってことは、遠距離になるってことか」 C「いや、別れた方が良いんじゃないか、って話はした」 A「そうなの?なんで?」 C「俺と付き合ってることを言い訳にして、もっといい相手を見逃してほしくないんだよ」 A「そんなこと言っても、高一から付き合ってきたんだろ。なんだよ、飽きちゃったのか?」 C「そんなわけない。俺はこれまでもずっと好きだし、あいつにはこれからも幸せになってほしいと思ってる」 A「そうか