ぼくのブランコ
ブランコを力強く立ち漕いでたら
手の力があるとき
緩みそうになるのだ
青空とどこまでも続く街並みに
その先に広がる大海原をチラ見したとき
ぼくはとてもこわくなった
このまま漕いでいくのか
ぼくはときよりの休みをはさみ
このまま漕ぎつづけていくのか
未来を作るエネルギーと信じたこの力は
いまや、
震えていた
だめだ、緩むな
また漕げなくなってしまう
また膝を折りたたみ地面を見つめるのか
そのこわさもまた
ぼくのなかにある
ぼくのブランコはまだ漕ぎ始めたばかり。
ぼくは未来を作るが
このブランコはぼくだけのもの。
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