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おとなという名詞がきらいだった
としうえ、せんぱい、おえらいひと
私は萎縮してくしゃくしゃになってしまう
それはとしうえがいうことだから、正しい、絶対だと
おとなが私に染みこませたのではない
その液体は用意されたとしても
私は勘違いして染めてしまった
そこに私の考えも意見も言い訳も説明も我が儘も欲望も溶かしてしまっていた
としはおとなにしてくれはしないし、こころがおとなという近いものにしてくれるのだと
私の惹かれるおとなという近いものはそこにあったのだ
まわりから見れば完璧ではないあなたに私は尊敬しています
その不揃いなものも私を隙間に入れる揺りかごになる
誰も褒めてくれない日が沢山あるけれど
誰よりも褒めてやるのだ
私が私を
褒めてやるのだ
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