PACの活動報告⑯ 数字の甘美な罠
1.「俺のお父さんはパイロットなんだぜ」って言いたいのかお前は?
本日はちょっとお仕事っぽくSNSについて語っていきたいと思います。
お仕事でSNSを運用する際に気になるのは”フォロワー数”
しかし、本当にフォロワー数=戦闘力なのか……?
もちろん、要因であることは間違いありません。
観測者がいなくてはスーパースターにはなりません。
ただ、貴方にとっての戦闘力とは何を示しているのかを検討する必要があります。
チャンネル登録者数が少ないYouTuberは全て面白くないのか
行列ができていないラーメン屋は不味いのか
★が付いていない商品は不良品なのか
そしてフォロワー数が少ないSNSアカウントは脆弱か?
フォロワー数が多いSNSアカウントは強固か?
必ずしもそうではありません。
立つべき舞台、挑むべき戦場によって異なります。
フォロワー数=戦闘力=ビジネス的な成功
そうとは限りません。
2.100万人のフォロワーより、100人のコアなファンという発想
昔のいい感じの画家とかは
偉い人のお抱えだったり
強めのパトロンがいたりしたとかなんとか。
お客さんはその偉い人とパトロンです。
フォロワー数が1人でもよかったわけです。
つまり、「商圏」によって
関わるべき人間の数と範囲が異なります。
例えば町のケーキ屋さんのような店舗型のビジネス。
基本的には中学校区くらいの範囲が商圏です。
商圏にいる見込み客が1万人とした時
毎年誕生日ケーキを買って下されば
最大で毎年、誕生日ケーキが1万個売れます。
さらに、商圏にいる1万人に対して
「年間で2個のケーキを買って貰えるような広報」をしたら
毎年、2万個のケーキが売れます。
そしてSNS編です。
SNSの範囲は日本全国、なんなら世界中。
このケーキ屋さんのInstagramが映えに映えていて
フォロワー数が世界で10万人いたとします。
見込み客が10万人……!
めちゃ強そう……!
テレビでも話題になって
SNSがバズっちゃう……っ!
ところがどっこいその10万人は
距離的にすごく遠い人も含まれた10万人です。
いったい何人が店舗まで足を運んでケーキを購入してくれる?
「遠路はるばるお店に来てもらうための広報」
「ご近所さん達にもう一個ケーキを買ってもらうための広報」
どちらのほうがコストパフォーマンスが良いだろうか?
どちらのほうが生涯顧客価値(LTV)がある?
いやいやいや
藤田さん
うちはオンラインビジネスなんですよ。
絶対、フォロワー数が多い=戦闘力ですよ。
インフルエンサー的に
商品を購入してもらう時の注意点
そのフォロワーは「貴方が望むお客さんか?」です。
貴方が売る商品には興味ないけど
貴方が好みの顔だからフォローしてる
そんなイケメンの苦しみ、あるある(多分)
10万人のフォロワーが本当に
「貴方の商品を購入したくてフォローしている10万人」
であれば最高of最高です。
フォロワーは「数」よりも「質」。
100人のコアなファンが
何回も、何年にも渡って購入してくれる。
それが理想形ではないか?
商品を必要としてくれるお客さんがいる
=招かれざる客が存在する
くれぐれもお忘れなきよう。
3.ふじた「インクルーシブパレードで働いてきた」
一般的にマイノリティと言われる障害者の人達。
そんな人達は全国に視野を広げると沢山います。
オンラインを駆使して集まると
「本当に少数派……?」
という気持ちになります。
マイノリティ向けの商品って
市場が小さくて
ビジネスとして成り立ちにくい
って思いがちですが
本当に困っている人は
探せば結構いるものです。
そのためにSNSを駆使すると
良いのではないでしょうか?
SNSはただの数字ではなく
その先には「生身の人間」がいるのです。
インクルーシブパレード2022 (inclusive-parade.jp)
というものにスタッフとして藤田は東京に参上しています。
身体を動かし、現地に赴いて
肌身で空気に触れると
「ビジネスで社会課題を解決する」みたいな
松下幸之助さん的発想を感じることができました。
やっぱりオフライン最高だな(!?)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?