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無駄遣いこそがセレンディピティにつながる

昨日、KASHIWAさんがとても共感できる記事を書いておられました。

アドバイスは(表面上)ありがたく頂きますが、自分のお金の使い方が無駄遣いかどうかは自分で判断しますということです。

いや、ほんとそう。その通り。
そもそも9,000円が無駄遣いだったとして、何が問題だというのか。「あらゆることが無駄遣いではないのか?」なんて考えていると、とどのつまり「自分が生きていること自体が無駄なんじゃない?」とか考えはじめます。
自己否定まっしぐらです。

■ その10倍以上の金額を毎月使っている人だっているんですよ!


月額9,000円どころか、その10倍以上、月額10万円以上を使っている人がいるんです。
他ならぬ私です。

何に使っているのかといえば、漫画です。
はい、漫画です。
漫画周辺のフィギュアとかグッズ類とかにはほぼ使いません。純粋に漫画に使っています。

私、今日で52歳のおっさんです。
しかし後悔していません!これは無駄遣いではありません!
いや、仮に無駄遣いだったらどうだと言うのですか?無駄のない人生は味気なくないですか?そもそも無駄ってなんですか?人生ってなんですか?私が漫画に月10万使ったら人に迷惑をかけるのですか?私が漫画に月10万使ったらS&P500が大暴落するんですか?海は死にますか?山は死にますか?

■ 取り乱しました


いやいいです。
無駄認定されても構いません。
私は読みたいんだからいいんです、漫画を、たくさん、読みたいだけ。

家のスペースだって占領しないように、きちんと電子版(Kindle)で購入しています。だから家族に迷惑をかけてもいません。

仕事を放りだして漫画を読みふけったりもしていません。だからウチの社員の皆さまに迷惑をかけてもいません。

自分には迷惑をかけているかもしれません。
クレジットカードの請求額、Amazonの利用額を見て、「あ!これは不正利用だ!」、「アカウントを乗っ取られたに違いない!」と思って、調べてみたけれど間違いなく自分自身の利用だったことも一度や二度ではありませんから。心臓に悪いですよね。

■ そもそも無駄でもいいじゃん


無駄でも良いんですよ。無駄遣いすればいいんです。しょせんお金の話ですから。

ちょっと話はズレますが、私たち持続未来グループでは障害者雇用に積極的に取り組んでいます。

この障害者雇用界隈にもいらっしゃるんですよ、「無駄遣いしちゃダメですよ」と障害者にアドバイスする人たちが。しかも、障害者に対しては健常者以上に強くこのアドバイスをする人たちが。
「自動販売機でジュースを買うなんてもったいないからダメだよ。スーパーで買ったほうが安いからスーパーで買おうね。」
みたいなことを仰る人たちが。

申し訳ないですが、そのアドバイスは不要です。障害のある彼ら彼女らが、何にお金を使おうと自由です。
(まあ、明らかに騙されているような場合は別ですが…)

■ Connecting The Dots


一見無駄のように思えることがセレンディピティにつながるなんてよくあることです。
Connecting The Dotsですよ。(こういう話題になるとジョブズを挙げておけばよいと考える脳)

大体、人間が正しいと考える合理性や価値基準など、しょせんは浅はかなものです。こうしたものを積み上げていけば幸せになるわけではりません。
物事を無駄と切り捨てることは、偶然の思いがけない幸福に出会うことを阻害しかねません。
神のみぞ知るなのです。

ですから、みなさんも無駄遣いしましょう。
漫画を読みましょう。

ということで、皆さま最後までお読みくださりありがとうございます。以上、言い訳でした。


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