ヒントは思いもしないところから降ってくる
今、私の家はぐちゃぐちゃになっていて中々落ち着けません。
パートナーと二人暮らしなので本来なら余裕を持った空間があるはずなのですが…
・そもそも無駄に吹き抜けがあって部屋数が多くはない(建売だから趣味に合わないけど仕方ないね…)
・猫2匹がいるが、ごはんを分ける必要や諸事情から事実上1匹に1室与える形になっている
・そのうち1匹は10年以上糖尿病を患っており手がかかる
・犬もいる
などなど諸事情によって、家で1人になれる空間・時間が確保しにくくなっています。
となると、私は会社四季報やデータブック・オブ・ザ・ワールドを写経したり、細々と大学院での研究を続けたりしているので、それらを家ではなくどこか別の場所でやりたいと思うようになったわけです。
そこで、色々調べたり体験してみました。
■ サービスを比較検討
まずは普通の公共図書館。
これは論外です。開館時間が合わないし、電源を取れなかったり、時期や時間帯によっては席を取りにくかったりします。
次にコワーキングスペース。
これも私のやりたいこととは少し違います。雰囲気は良いところが多いのですが、図書館と同じく営業時間が合わない。それから、私の望む立地にありません。
意外とネットカフェみたいなのも良いかもと思いましたが、単発利用ならともかく定期契約はできません。
そして自習室。
最初に利用してみた自習室は、純粋な自習室というよりも会議室や教室としても貸し出すスペースを時間によって自習室として貸しているという感じでした。それじゃ、行きたいと思ったときに行けなかったりするんだよな…
次に利用した自習室は、静寂性があり、満席になることもないようで良い感じだと思ったのですが、いかんせん席が狭い。
経営側としては狭く仕切らないと収益性が上がらないのかなとは思いますが、私にとっては狭すぎます。
また、立地面でも選択肢に入りませんでした。
最後に利用というか体験利用をしてみようとしたある自習室。ここで事件は起こりました。(大げさ)
■ 面接必須!
この自習室、Webサイトを見ると中々いい感じです。
立地も私の望む場所、営業時間はもう少し早朝からやってほしいけどギリ許容範囲。静寂性を高レベルに保持したいという姿勢が強すぎるようにも感じますが、その辺は体験利用で確かめましょう。
そして何より私の目を引いたのは「面接必須」ということです。
定期利用希望者は面接必須だそうです。
気に入りました。
いいじゃないですか、質を保つためにあらかじめヤバそうなやつは除外する。誰でもお金さえ支払えばOKではないという姿勢には好感が持てます。
ということでZoom面接。
ランニング途中に面接したのでサングラス着用だったのですが、外すよう促されました。(失礼しました)
この面接は通過したようで体験利用する運びになったわけですが…結論から言うと体験利用できませんでした。
■ 経営者、疑われる
要は疑われたわけです。
私の経営する持続未来グループでは、無人フィットネスジムやコインランドリー(もちろん無人)を運営しています。
ということから、私がこの事業に興味を持っているのではないか(そのための視察ではないか)と懸念を持たれたようです。
うーん、そうか、そう受け取られるのか。正直、考えてもいませんでしたが、先方の立場に立って考えるともっともです。
私が同じ立場であってもその選択をしたかもしれません。
悪い気はしませんでした。
むしろ、単に「利用はお断りします」と言い渡されるのではなく丁寧なご連絡まで頂いたこと、しっかりと利用者について調べておられること(おそらく質を保つためでしょう)には、誠実に運営されていると好感を持てました。
(あまりに丁寧かつ婉曲的にご説明頂いたので、鈍い私はすぐにはお断りされる理由が把握できず、受け答えが一瞬おかしくなりましたが…)
無人店舗を経営しているとこんなこともあるんだなあ、予想外でしたが面白い体験でした。
■ 無いなら考えるか
良さそうなサービスを体験できなかったのは残念ですが、私に合ったサービスを再び探しています。
また、同時にちょうどほしいサービスが無いのなら(どうやら無さそうなので)自分で考えてみようかとも思い始めました。
もしかすると、私が欲しくても需要が少なかったり、組み立てによっては収益性が成立しない可能性もかなり高いでしょう。
まあ、実際にやる/やらないはともかく、事業を考えて試算するのは大好物です。
全く考えてもいなかったことですが、面白い問題とヒントがもらえたかなと思います。
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