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「絶対勝たせるマン」ではないけれど

「コンサルタント」と安易に名乗る人が多いですね。
そこらへんの経営者さんもそのように書かれていました。

そうなんですよね。

ではコンサルタントとは何か?私が一言で言い表すとすれば、「絶対勝たせるマン」です。
言い訳無用、勝率10割でクライアントの依頼を満たす者が、本来の意味でのコンサルタントです。一昔前のプロ野球風に言えば優勝請負人といったところでしょうか。

さて、私たち持続未来グループでは障害者雇用を推進しているのですが、他社様から「自分たちは法定雇用率を達成できていないのでコンサルティングしてくれないか」といったご相談をいただくことがあります。

そういうとき、ちょっと困ってしまうのです。

■ 大前提として「絶対勝たせるマン」になる自信はない


はい、表題のとおりです。「絶対勝たせるマン」になる自信は正直ありません。

理由は2つ。
まず、経験が浅いということです。積極的に取り組みはじめてまだ10年しか経っていないのです。
私たちよりも、私たちの師匠を紹介した方が良い気がします。(お忙しいので、新弟子は受け付けてくださらないと思いますが…)

もう一つは、教える、先方の組織に定着させる技術が拙いのではないかということです。単に私たちのスキルの問題ですね。

ということなので、胸を張って「コンサルタントです!」という形ではありませんが、「一緒に伴走して実現しましょう」というスタンスでいくつか進めさせていただいています。
一応、10年間で蓄えた知見はありますので、有効にお使いいただけるのであればうれしいことです。

■ トップ自身が本気で進めたいのか


私たちの問題は置いておくとして、先方の側に確認したいことがこれです。

たまにあります。担当者や上司はやる気満々だけど、トップがイマイチでお話がポシャること。
逆に、トップが進めたがっても担当者にやる気と当事者意識がなく、面倒なことはやりたくない主義者であることもあります。

でも、どっちが難しいかと言えば、断然トップがイマイチな方です。これはもう付ける薬はありません。

担当者にやる気がない場合には、なんとかなる可能性があります。
障害者雇用の担当になることを、なぜか多くの人は否定的にとらえます。左遷のように考えるのですね。
これが誤解であること、むしろすごい当たりくじであることを伝えることができれば前に進みます。

とはいえ、これができるのは多くの場合トップです。ですから、やはりトップの問題とも言えるでしょう。

■ タダではないですよ

費用の問題もあります。
目に見えるモノではなく、こうしたサービスの提供を受ける場合、なぜかわかりませんが無料だと考える方が少なくないのです。

いや、それはないです。
特段大儲けをしようとは思いませんが、時間をかけないとできないことです。企業にとって時間はお金なので、当然費用が発生します。
とはいえ、費用とは言っても、本物のコンサルタントと比較するべくもない程度ですが。

■ それでもお受けしています

色々書きましたが、それでもいくつかお受けしています。

なぜか?
だって、こういうオファーを私たちのような得体の知れない者たちにされるのは勇気の要ることだと思います。

でも思いがあるから申し出られて、しっかりと話をした上で、理念を理解して共有して、「やる」と決断される訳です。
簡単じゃないです。相当なやる気が必要です。

そういう人たち、やる気のあるトップと担当者と一緒にお仕事するのって面白いんですよ。

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