どうでもいいこと
一緒にいない人のことを考える、
気づいたら考えてしまう。
散歩中に見つけたカナヘビの交尾
綺麗に鳥の足跡がついたぬかるみ
橋の下の芸術的なスプレーアート
いつもと違う赤紫色の空
小さな発見を共有したいなーと思って
撮った写真を送信しかける。
ふと、いや、流石にどうでもよすぎるか
と思い直して手を止めた。
こんな話をしたら、その人も
同じようなことをしていて2人で笑った。
どうでもいいことをどうでもよすぎるな
と思ってお互い踏みとどまっていた、
これが愛ということであってほしいと思う。
大して変わり映えのない生活も
思考の行く先があるだけで
なんと心がうきうきすることか。
恋をしたら全てがキラキラと輝き出すって
こういうことか、と
今になって知ることがあるなんて、
なんて残酷なのでしょうか。
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