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巨人の強肩捕手から2盗塁 BCリーグ信濃・岩田幸宏の光った打撃と俊足

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。プロ志望届の提出が締め切られ、いよいよ10月11日のドラフト会議が迫ってきた。「プロアマ野球研究所」では、会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は独立リーグで抜群のスピードとミート力が光る外野手を取り上げる。

2021年9月23日 BCリーグ選抜交流戦
BCリーグ選抜5-3巨人三軍

岩田幸宏(信濃) 24歳 外野手 175cm75kg 左投左打 東洋大姫路→ミキハウス

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BCリーグ選抜が12安打、5得点で巨人三軍を破ったが、野手で最も強いインパクトを残したのが4番・ライトで出場した信濃の岩田幸宏だ。東洋大姫路では甲斐野央(ソフトバンク)の1学年下で、2年時からレギュラーとして活躍。卒業後は社会人のミキハウスで4年間プレーし、昨年NPB入りを目指して信濃に入団している。

1年目の2020年にいきなり打率.350をマークすると、今年もそれを上回るリーグ5位の打率.357と活躍。89安打はリーグ2位、64得点はリーグトップタイの数字である。

ワンアウト一・三塁の場面で迎えた1回の第1打席では、巨人三軍先発の木下幹也のストレートをレフト前に弾き返して先制のタイムリーとすると、続く打者の打席ではすかさず盗塁をマーク。第2打席では、変化球に対応して三遊間の内野安打を放つと、またしても盗塁を決めてみせた。巨人三軍の捕手は、高校時代からスローイングには定評のある山瀬慎之助だけに、この2盗塁の価値は極めて大きいだろう。

◆一塁到達タイムはプロでも上位レベル

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