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ドラフト会議がまさかの中断…オリックス、「幻のドラフト6位」は誰だったのか? 実は、ルールの解釈を突く“電撃作戦”だった!
10月24日にドラフト会議が開かれ、支配下69人、育成54人の合計123人が指名された。1位指名は、明治大のショート、宗山塁に5球団、関西大の左腕、金丸夢斗に4球団、青山学院大の外野手、西川史礁に2球団が競合した。宗山は楽天、金丸は中日、西川はロッテが引き当てた。それ以降も指名選手の名前が読み上げられるたびに、会場でどよめきが起こっていたが、“驚きの出来事”と言えば、会議が中断したオリックスの「6位指名」だろう。
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選手の名前を入力した後、NPBの担当者がオリックスのテーブルに赴き、話し合いが始まったのだ。協議が行われた時間は約15分。筆者が解説を担当したテレビ中継では、その様子が映し出されていたため、どんな状況か分かったが、インターネットの速報では更新が滞り、視聴者からは戸惑いの声が多くあがっていた。
では、その間、何が起こっていたのか――。
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